Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

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2019年10月07日(月)のイベント

和歌と俳句、そして今書くということ

[ 講演と対話 ]

(同時通訳付き)
日時: 2019年10月07日(月) 18:30〜20:30
場所: 1階ホール
講演者: ダニー・ラフェリエール x リービ英雄

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ダニー・ラフェリエール (作家、アカデミー・フランセーズ会員)
« 世界の旅人、芭蕉への挨拶 »

リービ英雄 (作家、法政大学教授)
«『万葉集』と現代 »

今日、和歌と俳句は国境を越え、世界的な広がりを見せています。本講演会では、まったく異なった角度から日本古典に接近した二人の作家が登場します。その一人は、アメリカ合衆国出身の作家で、『万葉集』の英訳を出発点としながら、1990年代以降、自らも日本語で表現し、主に文化的摩擦とアイデンティティの問題を小説・評論を通して論じてきたリービ英雄です。もう一人は、ハイチ出身の作家で、モントリオールに在住して、漂白の俳人芭蕉を読むことで独自の写生的文体を練成し、北米の国際都市での黒人の生活を語り、さらには『吾輩は日本作家である』において黒人と日本人をめぐる歪んだヴィジョンを巧みに操作して、現代世界の根源的文化混交性を描いたダニー・ラフェリエールです。日本的叙情と感性に惹かれながらも、独自の世界を築いた二人の作家に、世界文学としての『万葉集』と『奥の細道』、そして自己の文学を語っていただきます。

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ダニー・ラフェリエール

1953年ハイチ・ポルトプランス生まれ。19歳のときに、ジャーナリストとして仕事を始めるが、自国の政治状況が悪化したため、70年代末にケベックに亡命。1985年に、デビュー作『ニグロと疲れないでセックスをする方法』を発表、即座に話題を呼んでベストセラーとなる。『書くこと 生きること』(00)『吾輩は日本作家である』(08)『帰還の謎』(09)『ハイチ震災日記』(10)など、30作以上の作品を発表しており、その作品は世界中で翻訳され、日本では藤原書店から出版されている。彼の作品はいくつもの文学賞を受賞しており、2009年にはメディシス賞を受賞。2015年、フランス国籍を持たないにもかかわらずアカデミー・フランセーズ会員に選出された二人目の作家となる。

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リービ英雄

1950年、カリフォルニア、バークレー生まれ。父親は米国の外交官。子ども時代を台湾、香港、米国で過ごす。67年に横浜に来る。以後、米国と日本の間を往復する生活を送る。プリンストン大学で東アジア研究を専攻して卒業。1978年、柿本人麻呂論で文学博士号取得。82年、『万葉集』の英訳で全米図書賞受賞(翻訳部門)。92年、『星条旗の聞こえない部屋』で野間文芸新人賞。他に、『日本語の勝利』(92)、『天安門』(96) 、『アイデンティティーズ』(97) 、『英語でよむ万葉集』(04)、『模範郷』(17、読売文学賞)、『バイリンガル・エキサイトメント』(19)などの著作がある。

【講師】ダニー・ラフェリエール(作家、アカデミー・フランセーズ会員)、リービ英雄(作家、法政大学教授)
【司会】立花英裕(早稲田大学名誉教授)

【主催】在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本、日仏会館・フランス国立日本研究所、早稲田大学現代フランス研究所
【協力】ANA
【後援】日本フランコフォニー推進協議会、日本ケベック学会、ケベック州政府在日事務所


関連イベント

対談「書くこと 旅すること」

23歳の時に、 独裁政権の牙から逃れるためにハイチか らモントリオールヘと旅をして以来、 休みなくものを書 きながら旅をし、 旅をしながらものを書いてきた作家ダニー・ラフェリエール。彼にとって、 旅は創作の中でどのように位置づけられるのでしょうか。「旅をするペン」が彼にとって意味のある表現だとしたら、 それはどのような点においてでしょうか。フランス語圏文学の鬼才ラフェリエールに、旅と文学について語っていただきます。

10月6日(日) 14:00-15:00
立教大学マキムホールM 202教室 (日本語・フランス語 逐次通訳付き)
入場無料・要予約(詳細:https://www.rikkyo.ac.jp/events/2019/10/mknpps000000yq98.html
お問合せ:ajeqcongres@gmail.com

【主催】立教大学
【共催】日本ケベック学会

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このイベントは、アンスティチュ・フランセとの共催により「読書の秋」プログラムの一環として開催されます。

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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