Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


研究活動

日仏会館とは

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日仏会館は日仏の相互協力機関です。日本の公益財団法人である公益財団法人日仏会館により、その建物内に日仏会館・フランス国立日本研究所およびフランス語を中心とした五万冊にのぼる人文社会科学分野の蔵書を擁する図書室が迎え入れられています。日仏会館・フランス国立日本研究所とは、フランス外務・ヨーロッパ問題省(MEAE)およびフランス国立科学研究センター(CNRS)共同所管の研究機関であり、東アジア地域の中でも近現代の日本に関する人文社会科学分野における研究を使命としています。2010年からは香港の中国現代研究所(CEFC)と共にフランス国立科学研究センター(CNRS)の研究ユニットUSR3331を構成しています。

この協力関係は19世紀末に組織された日仏協会の努力によって実現しました。フランスの学術チームを受け入れて豊かな協力関係を築くという計画のもと、銀行家であり実業家である渋沢栄一子爵の支援と、当時の在日フランス大使であったポール・クローデルの信念により1924年に日仏会館が創設されたのです。1995年には、創設から長年を過ごし、大学などが集まるお茶の水から、再開発された恵比寿に拠点を移しました。現在、日仏会館・フランス国立日本研究所には所長を含め5名の研究員と20名ほどの協力研究員が在籍しています。

日仏会館・フランス国立日本研究所は日本やフランスをはじめ各国の大学や研究機関と協力してセミナーや講演会、シンポジウムを実施するほか、人文社会科学分野における日本研究の博士課程学生を対象とした月例セミナーや勉強会も開催しています。研究成果は電子版の研究雑誌『Ebisu』や出版物として発表されます。また、フランス外務・ヨーロッパ問題省の使命を担い、日仏の学術および文化団体間の協力関係の発展に寄与するために、主として人文社会科学分野でのフランスにおける研究動向や議論に関する情報を提供しています。これには図書室が大きな役割を果たしています。

協力と発信という点において、日仏会館・フランス国立日本研究所はフランス文化ネットワークを支える学術拠点となっています。そのためには翻訳や通訳が重要な役割を担います。フランス側ではアンスティチュ・フランセや大学および研究ユニットなど、日本側では大学や研究機関などと協力を重ね、また、公益財団法人日仏会館や27にのぼる日仏関連諸学会とも共催で学術イベントを行っています。


[2018年12月5日]

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