Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2019年4月のイベント

リベラシオン:フランスの大手新聞における映画批評


使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2019年04月01日(月) 18:30〜20:30
場所: 601号室
講演者: ジュリアン・ジェステール(映画批評家)
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変更のお知らせ
使用言語:フランス語 (通訳付き)

« Pourquoi filmez-vous ? » avaient demandé les critiques de Libération à quelque 700 cinéastes, à la faveur d'un mémorable hors-série du journal, coordonné en 1987 par Louis Skorecki et Serge Daney. « Pourquoi écrivez-vous ? » aurait-on pu leur rétorquer, et les réponses hypothétiques méritent que l'on s'y attarde, tant Libération a toujours été depuis sa création en 1973 le plus cinéphile des grands quotidiens généralistes français : par l'espace, la passion volontiers lyrique et l'exigence dévoués à raconter le cinéma par des textes parfois trop enthousiastes, parfois trop méchants, parfois trop difficiles, souvent très ambitieux, qui ne trouvent d'équivalent que dans le corpus des revues spécialisées, et pourtant insérés au milieu de pages traitant de l'actualité la plus variée, du train-train de la politique française à l'écho d'une catastrophe survenue au bout du monde - à l'époque où il y exerçait, Skorecki voyait dans les pages Cinéma de Libération « la plus belle revue de cinéma au monde ». Qu'est-ce qui y travaille, se transmet et se transforme, des écrits sur des décennies des Skorecki, Daney, Gérard Lefort, Olivier Séguret, Jean-Marc Lalanne, Didier Péron, Louella Interim, Philippe Vecchi, Philippe Garnier, Philippe Azoury, à ceux, ces jours-ci, de Luc Chessel, Marcos Uzal, Camille Nevers ? On essaiera d'y répondre, textes à l'appui.



Julien Gester est critique de cinéma et chef de service Culture à Libération.


【講師】ジュリアン・ジェステール(映画批評家)
【司会】マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【後援】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
フランス語、通訳なし

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

オセアニアの島々:複数のフランス語文学
『コンク貝の灰の下で』:デウェ・ゴロデーの作品を巡って


使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2019年04月09日(火) 18:30〜20:30
場所: 601号室
講演者: アミド・モカデム(作家、哲学者)

20190409Mokaddem.pngUpiko Hnawang © Hamid Mokaddem 2016



J.M.G.ル・クレジオの言葉を借りるなら、オセアニアは見えない大陸ということになる。しかしより正確を期するなら、「見えない」島々、群島は、その歴史において見えるものでもある。トンガの作家、エペリ・ハウ・オファやその友人でアメリカの人類学者であるマーシャル・サーリンズが、歴史をもったオセアニアの島々についてそれぞれ語っているとおりだ。現地語とともにフランス語が話されているフランス語圏オセアニアの島々(ワリス・エ・フトゥナ、フランス領ポリネシア、ニューカレドニア、ヴァヌアツ)は、現地の言語および支配的言語(フランス語、英語)と独特の文学的関係を保っている。ニューカレドニアの先住民運動の指導者ジャン=マリー・チバウはかつて、運動の政治的文化的要求に対して、「カナックの慣習」は「現代性」に反する退行的な伝統回帰なのではないか、という異論が呈されたときに、「終わりなき再定式化」という概念で応答しているが、この講演ではこの概念をふたたび取り上げながら、ニューカレドニア文学とフランス語との関係を分析する。エメ・セゼールが、政治において例外的な立て役者であると目したジャン=マリー・チバウは、ニューカレドニアの小さな民の価値を、その存続を賭けて示したのである。講演者アミド・モカデムは、様々なジャンル、様々な実践や口述のスタイルが現代の文学によってどのように再定式化されているかを論じる。引き続きそれを補う形で、星埜守之は、オセアニアのもっとも活動的な作家の一人、デウェ・ゴロデーの作品の分析と、その翻訳について語る予定である。

【ディスカッサント】星埜守之(東京大学)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【後援】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本


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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

記憶を辿る

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2019年04月15日(月) 18:30〜20:30
場所: 1階ホール
講演者: リティ・パン(映画監督、ヴィラ九条山)
【ディスカッサント】相澤虎之助(映画監督、脚本家)

font color=red> *参加自由

30年来、リティ・パンは彼の故国、カンボジアの歴史をたどり続けている。記憶をたどり、呼び覚まし、蘇らせる――彼自身そこから奇跡的に逃れたクメール・ルージュ支配下のカンボジアの4年間(1975年~1979年)、その暗黒の時代からリティ・パンは記憶を救い出そうと努めてきた。タイのカンボジア難民キャンプについての初ドキュメンタリー作品『サイト2』(1989年)以来、パンは消えた名前、身体、所作を再び見いだそうと試みてきた。彼の最新作『名前のない墓』(2018年)はまさにそうした試みのひとつであり、『消えた画 クメール・ルージュの真実』(2013年)のタイトルはパンのそうした試みを端的に表現しているだろう。しかしパンにとって重要なのは、排除――それは人間そのもの、生き残ろうとする者たち、そして人間性を留めているものたち―の目的でしかないイデオロギーに隷属させられていたこの4年間が何であったのかを理解することでもあり、パンは、拷問、処刑、虐待の体験を語る当事者たちのもとを訪れ、彼らの言葉に耳を傾けた、そこで撮られたのが『S21 クレール・ルージュの虐殺者たち』(2002年)、『ドッチ 地獄の収容所長』(2011年)である。映画、アーカイヴ、アニメーション、編集の可能性、フィクション、パンは、証言者たちの時として裏表のある言動、意図的に捻じ曲げられた記憶、あるいは法の場の無能さを前にして、様々な形態、手段を見方につけながらたどってきた。パン自身が著しているように、映画はポケットの中に握りこぶしを持ち続けることを可能にしてくれる、それはまさにパンにとって生き残るための方法、暴力に屈しないための手段であるように思える。

相澤虎之助:映画監督、脚本家。映像制作集団「空族」の創立メンバー。『バビロン2 THE OZAWA』(2012年)など3本の監督作があるほか、冨田克也監督との共同脚本作品に『サウダーヂ』(2011年)、『バンコクナイツ』(2017年)がある。最近では2018年に瀬々敬久監督の『菊とギロチン』で第92回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画脚本賞を受賞した。



【司会】マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【後援】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本


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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

「日仏の翻訳者を囲んで」第10回


使用言語:日本語 (通訳なし)
日時: 2019年04月17日(水) 18:30〜20:30
場所: 日仏会館図書室
講演者: 坂井セシル(日仏会館・フランス国立日本研究所)
*定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。

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画像をクリックし詳細をご覧ください。



「坂井セシル氏を囲んで」
聞き手:丸山有美氏(フリー翻訳者・ライター、雑誌『ふらんす』前編集長)

日仏会館図書室では、フランス語と日本語の翻訳に携わる方々をお迎えし、翻訳についてお話しを伺う会を開いています。
第10回となる今回は、日本の近現代文学の専門家であり翻訳者である坂井セシル日仏会館・フランス国立日本研究所所長が登壇いたします。

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【プロフィール】
日仏会館・フランス国立日本研究所(UMIFRE19 IFRJ-MFJ フランス外務省・国立科学研究センター)所長、パリ・ディドロ大学東アジア言語文化学部日本語科教授。パリ・ディドロ大学で1983年に日本研究第Ⅲ課程博士号、2000年に研究指導教授資格を取得。専門は日本近現代文学、翻訳学、詩学。川端康成、谷崎潤一郎など日本の近現代文学の翻訳を多数出版。



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【主な著書】
Histoire de la littérature populaire japonaise : faits et perspectives, 1900-1980. L’Harmattan, 1987. 日本語訳『日本の大衆文学』朝比奈弘治訳, 平凡社, 1997
Kawabata le clair-obscur - Essai sur une écriture de l’ambiguïté. Puf, 2001, rééd. revue et augmentée 2014.
『川端康成スタディーズ:21世紀に読み継ぐために』笠間書院, 2016(共編著)
Edogawa Ranpo ou les Méandres du roman policier au Japon. Poitiers, Le Lézard noir, décembre 2018 (Co-édition)
他多数

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【主な翻訳】
Tanizaki Junichirô (谷崎潤一郎), Œuvres I & II. Gallimard, 1997-1998. Bibliothèque de la Pléiade. (瘋癲老人日記, 他).(小西国際交流財団 日仏翻訳文学賞受賞)
Enchi Fumiko (円地文子), Chemin de femmes (『女坂』). Gallimard, 1999 (en coll. avec Anne Bayard-Sakai). (小西国際交流財団 日仏翻訳文学賞受賞)
L' archipel des séismes : écrits du Japon après le 11 mars 2011. P. Picquier, 2012. (co-édition avec Corinne Quentin).
Kawabata Yasunari (川端康成), Première neige sur le mont Fuji (『富士の初雪』), recueil de nouvelles, Albin Michel, 2014.
他多数

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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

世界で考える日本史:日仏歴史学シンポジウム

[ シンポジウム ]

(同時通訳付き)
日時: 2019年04月19日(金) 9:30〜17:30
場所: 601号室


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画像をクリックしプログラムをご覧ください。



*定員に達したため、お申込を締め切らせていただきました。


本シンポジウムでは近現代日本の歴史研究における分野やアプローチの多様性について考え、専門の異なる歴史研究者たちが議論を交わします。

【登壇者】ジャンパスカル・バッシーノ(日仏会館・フランス国立日本研究所)、マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)、ジャワド・ダウール(ロシア世界・コーカソイド・中欧研究所)、ウォルフ・フォユールハーン(アレクサンドル・コイレ研究所)、井上直子(城西大学)、池田真歩 (北海学園大学)、アレクサンドラ・コビルジスキ(日本研究所・EHESS-CNRS)、小堀聡(名古屋大学)、カミーユ・ルフェーブル(アフリカ世界研究所)、宮本隆史(東京大学)、マルタン・ノゲラ・ラモス(フランス国立極東学院)、チェルシー・センディ・シーダー(青山学院大学)、戸石七生(東京大学)、谷本雅之(東京大学)、吉川弘晃(総合研究大学院大学文化科学研究科(国際日本文化研究センター)/日本学術振興会特別研究員DC1)

【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所、日本研究所・EHESS-CNRS、フランス国立極東学院、 Global History Collaborative、 歴史家ワークショップ、 IRIS Études Globales (ANR IDEX PSL)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

世界で考える日本史:日仏歴史学シンポジウム


(同時通訳付き)
日時: 2019年04月20日(土) 10:00〜18:00
場所: 601号室


poster program .jpg
画像をクリックしプログラムをご覧ください。

本シンポジウムでは近現代日本の歴史研究における分野やアプローチの多様性について考え、専門の異なる歴史研究者たちが議論を交わします。

【登壇者】ジャンパスカル・バッシーノ(日仏会館・フランス国立日本研究所)、マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)、ジャワド・ダウール(ロシア世界・コーカソイド・中欧研究所)、ウォルフ・フォユールハーン(アレクサンドル・コイレ研究所)、井上直子(城西大学)、池田真歩(北海学園大学)、アレクサンドラ・コビルジスキ(日本研究所・EHESS-CNRS)、小堀聡(名古屋大学)、カミーユ・ルフェーブル(アフリカ世界研究所)、宮本隆史(東京大学)、マルタン・ノゲラ・ラモス(フランス国立極東学院)、チェルシー・センディ・シーダー(青山学院大学)、戸石七生(東京大学)、谷本雅之(東京大学)、吉川弘晃(総合研究大学院大学文化科学研究科(国際日本文化研究センター)/日本学術振興会特別研究員DC1)

【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所、日本研究所・EHESS-CNRS、フランス国立極東学院、 Global History Collaborative、 歴史家ワークショップ、 IRIS Études Globales (ANR IDEX PSL)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

博士課程の学生のためのセミナー


使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2019年04月23日(火) 18:00〜20:00
場所: 601号室
Institut français de recherche sur le Japon à la Maison franco-japonaise
UMIFRE 19, MEAE-CNRS
Séminaire doctoral


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Nous aurons le plaisir d'écouter l’intervention de :

Benoit GRANIER, postdoctorant à l’université Chûô (JSPS Fellow) / Institut d'Asie Orientale.
« Le changement des comportements et la "visualisation" de l'énergie et du carbone : entre politique publique et stratégies privées »

   Depuis la fin des années 2000, le gouvernement japonais, par l'intermédiaire du ministère de l'Économie, du Commerce et de l'Industrie et du ministère de l'Environnement, a déployé plusieurs programmes visant à changer les comportements pour réduire la consommation d'énergie et les émissions de gaz à effet de serre. Notre présentation s'intéresse aux conditions de mise à l'agenda et d'élaboration de plusieurs de ces initiatives, en particulier l'expérimentation des « nudges » et l'affichage de l'empreinte carbone des produits. Elle met en lumière le rôle moteur de plusieurs types d'acteurs privées, qui font pression sur les acteurs publics pour aider ces derniers à atteindre leurs objectifs, dans le cadre de leurs propres stratégies de firme.

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   L’atelier doctoral sera précédé d’une visite de la bibliothèque de la Maison franco-japonaise, qui constitue la plus importante bibliothèque publique en langue française du Japon, mais qui est également un espace de travail agréable. Nous proposons un rendez-vous à la bibliothèque (au 3ème étage de la Maison franco-japonaise) à 17 h 45 pour les intéressés, et débutons la séance proprement dite à 18 h, en salle 601 de la Maison franco-japonaise.

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   L’intervention de Monsieur Benoit Granier sera suivie d’une discussion sur les nouvelles modalités du processus de thèse. Parmi les points évoqués figureront le comité de suivi, la formation professionnelle et les débouchés.

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日仏会館図書室 読書会

日仏会館図書室 読書会
1. バンド・デシネをフランス語で読む


使用言語:日本語 (通訳なし)
日時: 2019年04月24日(水) 18:30〜20:00
場所: 日仏会館図書室

バンド・デシネをフランス語の原書で読む読書会を当図書室で開きます。

バンド・デシネ(bande dessinée)とはフランス語圏のマンガのことで、略してBD(ベーデー/ベデ)とも呼ばれます。BDの邦訳は、ここ10年くらいでかなり増えましたが、それでも未邦訳のBDはまだまだ無数にありますし、その中にすばらしい作品もたくさんあります。新しい作品も毎年次々と生み出されています。古い作品も新しい作品も含めて、BDをフランス語の原書で読んでみませんか?

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BDの翻訳者である原正人氏が進行役をつとめ、一緒に読む読書会です。フランス語がある程度読めることが必要ですが、BDをはじめて読む方も、学生の方もぜひご参加ください。

毎回、1作品を取り上げ、冒頭部分を読む予定です。第1回目は以下の作品を取り上げます。

第1回
Kei Lam, Banana Girl, Steinkis, 2017.
http://steinkis.com/banana-girl-3-73.html
芸術家志望の父を追って、1991年に6歳で母親と一緒に香港からパリにやってきた女性作家の自伝。当初、作者と母親は一時的に父親を訪問するつもりでしたが、そのまま長期滞在することになってしまいます。文化も異なれば言葉も通じない異国での生活が子供の目を通して瑞々しく描かれていきます。絵はふんだんにありますが、コマ割りはなく、小説とバンド・デシネの中間のような作品です。

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第1回のご案内
開催日時:2019年4月24日(水)18時半~20時
開催場所:日仏会館図書室(3F)
定員:15名
参加:無料
参加方法:お名前、ご連絡先、ご所属を明記してメールでお申込みください。読書会で使用するテキストについては図書室でご用意いたします。詳細はお申込みの際お知らせいたします。尚、出版社より当読書会でテキストを使用する許諾を得ております。
連絡先:日仏会館図書室
〒150-0013 渋谷区恵比寿3-9-25
Tel : 03-5421-7643 Fax : 03-5421-7653
Mail : biblio@mfj.gr.jp
(開室時間:火~土、13h~18h)
※以降、月1回開催予定。次回以降は追ってご連絡します。

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日本経済に関するランチセミナー

Corporate Governance Reforms as the Third Arrow of Abenomics


使用言語:英語 (通訳なし)
日時: 2019年04月25日(木) 12:30 – 14:00
場所: Room 601
講演者: MIYAJIMA Hideaki (Waseda University, RIETI and WIAS)
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Speaker: MIYAJIMA Hideaki (Waseda University, RIETI and WIAS)
Moderator: Jean-Pascal BASSINO (French Research Institute on Japan - MFJ)

Summary
The year 2015 is referred to as the first year of real corporate governance (Kigyo-tochi gan-nen). However, Abenomics is not only a policy package that lead to major changes in corporate governance. What is new in Abenomics is that the governance reform clearly aims at promoting corporate growth. Then natural questions are: Has the governance reforms as a growth strategy been successful? How much extent do they change governance arrangement among Japanese firms? Do they really influence the conservative behaviors of Japanese firms, and therefore contribute to improve their corporate performance? This presentation addresses these questions, focusing on the two pillars of the reform, (1) Japanese-version Stewardship Code (JSC) that encourages the engagement of institutional investors in the business management and (2) the corporate governance code (CGC) that encourages firms to appoint independent directors and dissolve the cross-shareholding.

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Profile
After studying economics at Rikkyo University and the University of Tokyo, Hideaki Miyajima became Assistant Professor at University of Tokyo in 1985. He then joined, in 1987, the Graduate School of Commerce of Waseda University, where he is professor since 1995. He is also Special Research Fellow of the Policy Research Institute (Ministry of Finance of Japan) since 2001, Faculty Fellow of the Research Institute of Economy, Trade & Industry (RIETI) since 2002, Vice-director of the Waseda Institute for Corporation Law and Society since 2003, Director of the Waseda Institute for Advanced Study (WIAS) since 2010, and Executive Vice President for Financial Affairs of Waseda University since 2018. He has been visiting scholar at Harvard University in 1992- 1994 and 2004-2005, and at EHESS (Paris) in 2010. He is also Adjunct Professor of Chung-Ang University (Seoul) since 2001.

Organization: FRIJ-MFJ
Co-organization: CCI France Japon
Support : French Embassy in Japan

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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