Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2014年3月のイベント

いま、どのように「排外主義」とたたかうか
-現代フランスにおける排除、差別、参加-

[ 日仏シンポジウム ]

使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2014年03月01日(土) 10:00 - 17:00
場所: 601号室
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【趣旨】
現在、世界各地で排外主義運動が勢力を拡大し、その対策が喫緊の課題となっている。だが排外主義とは、過激な排斥運動にのみ帰する問題ではない。真の意味で排外主義を乗り越えるには、政治、教育、市民活動、雇用、住宅といった社会の諸領域でみられる外国人・移民の排除や差別に注目し、それらと狭義の排外主義運動との関係を検討し、多様性と平等が尊重される社会のあり方を模索することが求められるのではないか。本シンポジウムは、このような広義の「排外主義」という視点から、フランスの外国人・移民の差別・排除の現状と構造を分析し、それを乗り越えるために地域レベルで行われている具体的な取り組みの成果と課題について考える。

【発表者】
中野裕二(駒澤大学)
マルク・アンベール(レンヌ第1大学)
フロランス・ジャニ=カトリス(リール第1大学)
森千香子(一橋大学)
浪岡新太郎(明治学院大学)
ミッシェル・ルノー(レンヌ第1大学)
マチルド・ドゥ・リール(リール第1大学)
アントワンヌ・ケレック(ルーアン大学)
エレーヌ・ルバイユ(日仏会館・フランス国立日本研究センター)

【司会】
ティエリー・リボー(Clersé CNRS・リール第一大学)
中野裕二
園山大祐(大阪大学)

【学術責任者】
中野裕二
森千香子
エレーヌ・ルバイユ

【共催】 ANR CHORUS-学術振興会 ILERE 研究プロジェクト、日仏会館フランス事務所

Programme

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

読書グループ PHILIA :
William Beckford, Vathek (1786/7)

[ 研究会 ]

使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2014年03月03日(月) 17:00 - 19:00
場所: 604号室
  • 主催:Groupe de lecture PHILIA
  • 共催:日仏会館フランス事務所
  • 申込: Mme Daniella Séville-Fürnkäs : daniseville[の後に @yahoo.fr]

(参加には事前のお申し込みが必要となります。どうぞご了承ください。)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

19〜21世紀フランスにおける共和国イデオロギーと人種主義

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2014年03月06日(木) 18:30 - 20:30
場所: 1階ホール
講演者: キャロル・レノー=パリゴ (パリ第一大学、パリ政治学院)
【要旨】
自由や解放といった価値を担い、人権という思想を具現化していながらも、共和国のイデオロギーは、人類の多様性に対して不平等で階層的な側面も持ち合わせている。19世紀末、フランスがより永続的な共和国の体制に入ると、植民地の拡大という文脈とも相俟って、共和国のエリート層によって形作られた人種的な偏見がフランス社会に広く浸透することになる。1950年代以降、共和制下の政府は人種差別撤廃に向けた意志を法律にも盛り込もうとするが、そのような公然とした態度とは裏腹に、その行動は曖昧さを多分に含んでもいた。フランス社会における人種差別は現在でも根強く、言説のレヴェルだけではなく、実生活のなかでも、例えば、住居/雇用/教育/余暇などにおける機会の不均等が見られる。

【プロフィール】
グルノーブル政治学院を卒業後、フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)で博士号を、パリ第一大学で研究指導資格(HDR)を取得。キャロル・レノー=パリゴは、現在、パリ第一大学、ニューヨーク、パリ政治学院などで教鞭をとる。知識人の歴史および人種(主義)化の歴史を専門とする。

【主著】
Parcours politique des surréalistes 1919-1969, Editions du C.N.R.S, 1995, réimpression 2001 
La République raciale 1860-1930. Paradigme racial et idéologie républicaine, Paris, PUF, 2006
Races, racisme et antiracisme dans les années 1930, PUF, 2007
De l'Identité nationale. Science, race et politique. Europe-Etats-Unis. XIXe-XXe siècle, PUF, 2011.

【ディスカッサント】 アルノ・ナンタ(日仏会館、フランス国立日本研究センター)

【共催】
「人種表象の日本型グローバル研究(科研基盤(S))」竹沢泰子(京都大学)代表
日仏会館フランス事務所

* 尚、3月8日(土)にも京都大学品川オフィス(東京)で講演会が予定されております。
詳細は下記をご覧ください。
Annonce Carole Reynaud-Paligot 8 mars Shinagawa.docx

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

国際女性デーにフランス女性作曲家を聴く
ルイーズ・ファランクとポリーヌ・ヴィアルドの作品から

[ 講演会 + コンサート ]

使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2014年03月08日(土) 14:00 - 18:00
場所: 1階ホール
◎ 14 : 10 〜15 : 10 プレトーク
◎ 15 : 30 〜17 : 55 コンサート

【趣旨】
日仏女性研究学会は毎年3月に、日仏会館フランス事務所の共催を得て、国際女性デーにちなんだイベントを開催してきました。今年はこれまでとは少し趣向を変えて、コンサートを企画しました。19世紀フランス音楽界に凛と輝く二人の女性作曲家、ルイーズ・ファランクLouise Farrenc(1804-1875)とポリーヌ・ヴィアルドPauline Viardot(1821-1910)の作品を取りあげます。ピアノ曲やアンサンブル、独唱曲とともに、ジャポニスムの影響を受けた珍しいパントマイム音楽も紹介します。コンサートに先立ち、同時代のフランスの女性たちやこの二人の作曲家をめぐるプレ・トークもお楽しみ下さい。

【プログラム紹介】 石田久仁子(日仏女性研究学会)
【講師】 長谷川イザベル(日仏女性研究学会)、小林緑(日仏女性研究学会)

【主催】 日仏女性研究学会
【共催】 日仏会館フランス事務所、知られざる女性作曲家& 小林緑カンパニー
【後援】 日仏音楽協会、独立行政法人国立女性教育会館

【オフィシャル・サイト】 https://sites.google.com/site/farrencviardot

【入場料】一般1500 円、会員および学生1000 円

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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日本経済に関するランチセミナー

Globalization and Maritimization:
Are Regional and National Maritime Policies Up to the Challenge?
The case of Europe and East Asia

[ 研究セミナー ]

使用言語:英語 (通訳なし)
日時: 2014年03月14日(金) 12:30 - 14:00
場所: 601号室
講演者: Yves HENOCQUE (IFREMER – French Research Institute for Exploitation of the Sea, JAMSTEC Guest Researcher)
Résumé :
Since Rio 1992, seas and coastal areas have increasingly been taken into consideration in public policies. Oceans and coasts are considered to be the very places exacerbating global changes and their consequences, including climate change, bioinvasion, waste, pollution, piracy and migration. Solutions are applied at a local level but need to be considered from a global perspective, requiring shared governance underpinned by efficient coordination between state, inter-state and supra-state stakeholders, as well as cooperation with private sector and civil society stakeholders. Awareness of global issues and the related role of coasts and seas is still recent and rather vague. It is taking shape through the harnessing of science, technology and the law to feed new forms of governance in a fluid and highly uncertain world. Will the recently implemented maritime strategies meet expectations? The case of Europe, including France, and East Asia, including Japan, will be given particular attention.

Profil :
Yves Henocque is Maritime Strategy Senior Advisor at IFREMER where he works on the development and implementation of national maritime strategies and integrated coastal and ocean management strategy and action plans in Europe, the Indian Ocean, the Caribbean, and the Asia-Pacific region including Japan where he is currently based as JAMSTEC (Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology) guest researcher and OPRF (Ocean Policy Research Foundation) visiting fellow.

Moderator: Jean-Michel BUTEL (UMIFRE 19-MFJ)

Org.: Bureau français de la MFJ.
Co-org.: CCIFJ.

Related article (in French)

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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

フランスの和古書コレクション
各所での調査と発見

[ 講演会 ]

使用言語:日本語 (通訳なし)
日時: 2014年03月15日(土) 16:00 - 17:30
場所: 1階ホール
講演者: クリストフ・マルケ (フランス国立東洋言語 文化大学、日仏会館・フランス国立日本研究センター)
北斎「諸職絵本 新鄙形」 フランス国立図書館蔵 (ゴンクール旧蔵本)
Hokusai, Nouveaux dessins d'architecture, BNF, anc. coll. Goncourt


【趣旨】
フランス革命以前からすでにフランスの王立図書館には和本が収蔵されていた。しかし、和古書の重要なコレクションが形成されたのは19世紀末のジャポニズムが隆盛を極めていた時代であり、そのほとんどが江戸時代の絵入本や画譜であった。フランス各地の図書館や美術館には貴重な和本コレクションがあるが、長年調査されずに眠ったままになっていた。クリストフ・マルケ氏は15年ほど前からフランス各地でさまざまな江戸時代の絵本や浮世絵の展覧会に携わったり(ルアーブル市立図書館1997年、フランス国立図書館2007年と2008年、ルーアン美術館2009年、ナンシー市立美術館2011年、シャンポリオン記念館2013年)、さらに、光琳、橘守国、大岡春卜、北斎、歌麿、鍬形蕙斎、河鍋暁斎などの画譜の翻訳と解説を付した複製本を出版したりして、これらのコレクションに光をあてることに貢献した。そして、コレクションの調査にあたり、多くの重要な発見をした。

【プロフィール】
フランス国立東洋言語文化研究院(通称イナルコ)教授、日仏会館フランス事務所とフランス国立日本研究センター所長。日本近世・近代美術史と出版文化史を専門。日本語の編著に『絵を読む、文字を見る―日本文学とその媒体』(「アシア遊学」2008年)、『日本の文字文化を探る―日仏の視点から』(勉誠出版2010年)等。フランスでは光琳、北斎、歌麿、鍬形蕙斎、河鍋暁斎など数多くの江戸時代の画譜の翻訳と復刻を出版。

【共催】 日仏図書館情報学会、日仏会館フランス事務所
【後援】 ジャポニスム学会

PDF版のご案内

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

博士課程の学生のためのセミナー

[ 博士課程の学生のためのセミナー ]

使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2014年03月18日(火) 18:00 - 20:00
場所: 601号室
- Marie-Noëlle BEAUVIEUX, doctorante en littérature comparée à l'Université Lyon III, en séjour de recherche à l'Université.
« L’écriture fragmentaire et la métaphore végétale : quelques réflexions autour de Paroles d’un nain d’Akutagawa Ryūnosuke ».  

- Tristan BRUNET, doctorant en histoire à l'Université Paris Diderot (UFR LCAO, sous la direction de Claude Hamon), en séjour de recherche à l'Université des langues étrangères de Tokyo :
« Histoire et humanité dans le Japon de l'après-guerre ».

Résumé des communications en pdf



Maison franco-japonaise
Institut français de recherche sur le Japon UMIFRE 19
Séminaire doctoral

 Ce séminaire mensuel s'adresse principalement aux doctorants francophones en sciences humaines et sociales, mais demeure également ouvert aux étudiants de Master ou autres jeunes chercheurs. Organisé par des étudiants et pour des étudiants, encadré par le directeur et les chercheurs de la Maison franco-japonaise, il s'agit d'un espace dédié à la présentation de travaux de recherche, quel que soit leur stade d'avancement, et de discuter collectivement des problèmes méthodologiques rencontrés tout au long du processus d'élaboration de la thèse.
 Se déroulant sous la forme d'exposés suivis d'un échange avec la salle, le séminaire constitue un entraînement à la prise de parole en public, à la présentation claire et adaptée de son sujet, à la maîtrise des outils logiciels de projection. Les participants de l'auditoire bénéficient quant à eux de l'expérience de leurs collègues et sont conviés à s'interroger sur des questions de méthode qui leur sont propres. Ils profitent, en outre, de connaissances et résultats souvent encore inédits de la recherche sur le Japon.
 Le séminaire doctoral est consacré chaque mois à deux intervenants qui disposent chacun de 30 minutes maximum de présentation orale, puis 30 minutes sont dédiées à la discussion collective.

 N'hésitez pas à faire circuler l'annonce de ce séminaire autour de vous, afin de le faire connaître auprès du plus grand nombre, en particulier des nouveaux arrivants.  Veuillez noter également qu'il est envisageable de prendre en charge les frais de déplacement des doctorants ne résidant pas dans le Kanto dans le cadre d'une intervention au séminaire, dans la limite du budget annuel. Aussi, n'hésitez pas à proposer une intervention et à nous contacter pour de plus amples informations.
 
 Les personnes intéressées par le séminaire sont priées de bien vouloir contacter les coordinateurs du séminaire (contact : doctorantsmfj [ajouter at] gmail.com)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

宗教・ライシテ・道徳
日仏の道徳・宗教教育と新たな政策

[ 討論会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2014年03月20日(木) 18:30 - 20:30
場所: 1階ホール
【講師】
ジャン・ボベロ(パリ国立高等研究実習院)
井上順孝(國學院大學)

【司会】
伊達聖伸(上智大学)

【趣旨】
 フランス共和国の根本原理であるライシテは、しばしば非常に激しい熱を帯びながら、何度も蒸し返される議論の対象となっている。ライシテをめぐる議論は、少なくとも1989年の「スカーフ事件」以来、政治・社会問題のアクリュアリティの前景を占めてきた。ライシテを学ぶことは、今や共生のために必要不可欠であるかのようだ。こうしたなか、ヴァンサン・ペイヨン教育大臣は、2015年から学校でライシテの道徳を導入することを決めた。1882年にジュール・フェリーによって法制化され、1968年の5月革命によっていったん廃止された教育が、新しい形で導入されようとしている。他方、2002年にレジス・ドゥブレが宗教教育についての報告書を提出してから10年が経過しているが、現在のフランスの公立校でどのような宗教教育がなされているのかは、あまりよく知られてない。
 日本の戦後の道徳教育は、かなり形骸化しているのが実態だということについては衆目の一致するところだろう。そこに目をつけた安倍政権は、「教育再生」に力を入れている。2013年10月には、道徳の「教科化」の方針が打ち出された。公立校での宗派教育は禁じられている一方で、宗教知識教育は可能というのが大方の意見だが、宗教情操教育をめぐっては、賛成派と反対派のあいだで議論が硬直しがちである。2011年に発足した「宗教文化推進センター」(CERC)は、宗教文化という観点から、このような状況を打開しようとする試みとも見られる。
 このような状況を踏まえ、日仏会館ではフランスと日本のライシテと宗教教育の専門家2氏をお招きし、両国の道徳教育と宗教教育の歴史・現状・課題について報告していただき、さらに討論によって論点を深める。両氏は国ごとに異なるさまざまな状況について比較分析を行なう研究を長らく続けてきた。両国のライシテの歴史とその争点について考察することにより、最近の教育政策をめぐる諸問題を両国の宗教的伝統と多様性において理解するための糸口もまた見えてくるだろう。

【プロフィール】
ジャン・ボベロ:パリ高等研究院名誉教授。「ライシテの歴史と社会学」講座を担当。ライシテ、国家と宗教の関係、良心の自由、宗教的多様性、プロテスタンティズムの歴史と社会学などを専門とし、フランスにおけるライシテ関連の「事件」を学問的であると同時に市民の観点からも扱う。著作は15の言語に訳されている。日本語では『フランスにおける脱宗教性(ライシテ)の歴史』(白水社)が刊行されている。

井上順孝:國學院大学教授、日本宗教学会会長。専門は比較宗教学、近代の宗教運動、とりわけ近現代日本における神道の位置と、日本の宗教教育について研究している。これらの日本の諸問題に関する英語論文は、英語圏で参照されている。『神道事典』改定英訳版のオンライン化も主導した。

伊達聖伸:上智大学准教授。2011年度渋沢=クローデル賞受賞。専門は宗教学(政治と宗教)。フランス、ケベック、日本のライシテと教育について研究している

【主催】 日仏会館フランス事務所

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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