Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2014年1月のイベント

芸術家の誕生
—フランス古典主義時代の画家と社会—

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2014年01月10日(金) 18:30 - 20:30
場所: 1階ホール
講演者: ナタリー・エニック (フランス国立科学研究センター)
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【主旨】
かつて画家や彫刻家も手工業者だった時代があり、手仕事を基本とするその他の労働者と同じように、自分たちの作品を自ら売っていた。なぜ、この"イメージに関わる技術"は、匿名性のなかで営まれる職人的な仕事にとどまらなかったのだろうか。なぜ、その他の手工業では、こうした"アカデミック化"が起こらなかったのか。画家のヒエラルキーはどのように形成されたのか。それは、才能、金、顧客、名声、画家のイメージとどう関わっているのか。絵画への眼差しは、時代とともにどう変化したのか。そして、それまで無名だった作家たちにとって、「美術(beaux-arts)」や「芸術家」といった用語は、どのような意味を持つようになったのか・・・。

【プロフィール】
ナタリー・エニックはフランス国立科学研究センターに所属する社会学者。数多くの論文のほか、芸術家や作家の社会的な地位について、30冊以上の著作があり、15カ国語に翻訳されている。

【講師の邦訳著書】
『ゴッホはなぜゴッホになったか : 芸術の社会学的考察』、三浦篤訳  藤原書店, 2005
『芸術家の誕生 : フランス古典主義時代の画家と社会 』、佐野泰雄訳 岩波書店, 2010
『物語のなかの女たち : アイデンティティをめぐって』、内村瑠美子・山縣直子・鈴木峯子共訳、青山社, 2003

【ディスカッサント】 大野芳材(青山女子短期大学)

【主催】 (公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所
【助成】 在日フランス大使館
【後援】 日仏美術学会、岩波書店

* 尚、1月11日(土)にも日仏会館501号室でセミナー講演会を予定しております。

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

人文社会科学系若手研究者セミナー

L'élite artiste et la démocratie: solution ou problème ?

[ セミナー ]

使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2014年01月11日(土) 16:00 - 18:00
場所: 501号室
講演者: ナタリー・エニック (フランス国立科学研究センター)
【プロフィール】
ナタリー・エニックはフランス国立科学研究センターに所属する社会学者。数多くの論文のほか、芸術家や作家の社会的な地位について、30冊以上の著作があり、15カ国語に翻訳されている。

【講師の邦訳著書】
『ゴッホはなぜゴッホになったか : 芸術の社会学的考察』、三浦篤訳  藤原書店, 2005
『芸術家の誕生 : フランス古典主義時代の画家と社会 』、佐野泰雄訳 岩波書店, 2010
『物語のなかの女たち : アイデンティティをめぐって』、内村瑠美子・山縣直子・鈴木峯子共訳、青山社, 2003


【司会】 三浦篤(東京大学教授)

【主催】 (公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所
【助成】 在日フランス大使館

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

江戸出版文化研究会

[ 参加者限定研究セミナー ]

使用言語:日本語 (通訳なし)
日時: 2014年01月17日(金) 17:00 - 19:00
場所: 601号室
講演者: 鈴木奈生 (千葉大学大学院)
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山東京伝『四季交加』(国立国会図書館蔵  © 2011 National Diet Library)

【報告】
山東京伝『四季交加』(寛政十年)註釈     

【趣旨】 
従来は風俗資料としてしか見なされていなかった絵入戯作『四季交加』について、研究会参加者の御教示を仰ぎつつ、画文の注釈作業を通じて山東京伝の独自性を明らかにしてみたい。

【コメント】
高木元(千葉大学)

【司会】
クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

Groupe de lecture PHILIA :
Michael Ferrier, Fukushima. Récit d'un désastre (2012)
* En présence de l'auteur

[ 研究会 ]

使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2014年01月20日(月) 17:00 - 19:00
場所: 604号室
  • 主催:Groupe de lecture PHILIA
  • 共催:日仏会館フランス事務所
  • 申込: Mme Daniella Séville-Fürnkäs : daniseville[の後に @yahoo.fr]

(参加には事前のお申し込みが必要となります。どうぞご了承ください。)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

博士課程の学生のためのセミナー

[ 博士課程の学生のためのセミナー ]

使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2014年01月21日(火) 18:00 - 20:00
場所: 601号室
- Martin BAER, étudiant en Master à l'ENS Lyon, en séjour d'échange à l'Université de Meiji :
«  Décentralisation et politiques éducatives au Japon. Quelle autonomie réelle pour les community schools ? Analyse socio-historique d'une réforme de l'organisation administrative scolaire ».
 
- Anne-Lise MITHOUT : doctorante en sociologie à l'Université Paris-Dauphine, en séjour de recherche à l'Université d'Hiroshima :
« Les enfants handicapés et le système éducatif japonais ».

Seminaire doctoral MFJ janvier 2014.pdf


Maison franco-japonaise
Institut français de recherche sur le Japon UMIFRE 19
Séminaire doctoral

 Ce séminaire mensuel s'adresse principalement aux doctorants francophones en sciences humaines et sociales, mais demeure également ouvert aux étudiants de Master ou autres jeunes chercheurs. Organisé par des étudiants et pour des étudiants, encadré par le directeur et les chercheurs de la Maison franco-japonaise, il s'agit d'un espace dédié à la présentation de travaux de recherche, quel que soit leur stade d'avancement, et de discuter collectivement des problèmes méthodologiques rencontrés tout au long du processus d'élaboration de la thèse.
 Se déroulant sous la forme d'exposés suivis d'un échange avec la salle, le séminaire constitue un entraînement à la prise de parole en public, à la présentation claire et adaptée de son sujet, à la maîtrise des outils logiciels de projection. Les participants de l'auditoire bénéficient quant à eux de l'expérience de leurs collègues et sont conviés à s'interroger sur des questions de méthode qui leur sont propres. Ils profitent, en outre, de connaissances et résultats souvent encore inédits de la recherche sur le Japon.
 Le séminaire doctoral est consacré chaque mois à deux intervenants qui disposent chacun de 30 minutes maximum de présentation orale, puis 30 minutes sont dédiées à la discussion collective.

 N'hésitez pas à faire circuler l'annonce de ce séminaire autour de vous, afin de le faire connaître auprès du plus grand nombre, en particulier des nouveaux arrivants.  Veuillez noter également qu'il est envisageable de prendre en charge les frais de déplacement des doctorants ne résidant pas dans le Kanto dans le cadre d'une intervention au séminaire, dans la limite du budget annuel. Aussi, n'hésitez pas à proposer une intervention et à nous contacter pour de plus amples informations.
 
 Les personnes intéressées par le séminaire sont priées de bien vouloir contacter les coordinateurs du séminaire (contact : doctorantsmfj [ajouter at] gmail.com)
 

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日本経済に関するランチセミナー

Japan's energy policy:
Godzilla versus Ultraman

[ 研究セミナー ]

使用言語:英語 (通訳なし)
日時: 2014年01月23日(木) 12:30 - 14:00
場所: 601号室
講演者: Judith STALPERS (journalist)
Résumé :
The rolling black outs and frightening fall outs that came in the wake of 3/11 have turned energy policy into a hotly debated topic. This public discourse has prompted the Abe government to delay a new energy policy for at least another two years. It is waiting until the dust anti-nuclear activists stirred up has settled down, in order to continue the course first set when the Atoms-for-Peace doctrine was adopted in the late 1950s. Recently some prominent voices have blown up the dust again (Koizumi, “Genpatsu Whiteout”). In the meantime, established and new players are vying for non-nuclear opportunities in Japan's energy market. This lecture will take a look at who these players are, how they (might) shape Japan's energy market, and how the Abe cabinet deliberately undermines chances for radical alternatives. We will consider the odds of this fight between Godzilla, the nuclear monster, and Ultraman, the solar powered monster terminator, visiting the fields of geopolitics, demography, industrial policy, high-tech and accounting along the way.

Profil :
Judith STALPERS has been a science and technology correspondent for de ingenieur, a Dutch technology magazine since 1993. Soon she also became the Japan correspondent for the Netherlands Press Agency. In 1999 she moved to Germany only to take up her duties again in Japan in 2004, focusing on technology and economy. She co-authored with Florian Coulmas Fukushima: Vom Erdbeben zur atomaren Katastrophe (Fukushima: from earthquake to nuclear disaster, Beck Verlag, Munich), which appeared in september 2011.


Moderator : Jean-Michel BUTEL (MFJ-UMIFRE 19)

Organization : Bureau français de la MFJ
Co-organization : CCIFJ

関連データ:

» 2014-01-23_LS_Stalpers_JMB1.pdf (フライヤー PDF版)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

渋沢・クローデル賞受賞記念講演会

日本美術市場の社会学

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2014年01月24日(金) 18:30 - 20:30
場所: 1階ホール
講演者: クレア・パタン (東京大学)
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【要旨】
この講演会では、日本の美術市場について研究をした博士論文の中から、画廊についての調査結果を発表する。画廊は市場の中で一番付加価値を生み出すアクターである:新しい芸術家を発掘し、育て上げる。収集家や美術館などに最新の情報を提供しつつ、長期的な視点で需要を作り出す。美術の価値形成において中心的な役割を果たす。今回は調査としてフィールドワーク(インタビュー64件とアンケート106件)を実施した。東京の画廊をmicroenterpriseとして、「固定費用」、「スタッフ」、「歴史の長さ」、「所在地」などを経済・社会学的に分析した後、因子分析を行う。その結果、成長戦略や資金力、アーティストとの関係、リスクなどに違いが見えて、画廊を5つの層に分類することができる。

【プロフィール】
パタン・クレアはリヨン政治学院で日本語を学び、国立東洋言語文化学院で日本語学学士を取得。社会学と文化経済学に強い関心を持ち、日本においていくつかのフィルドワークを実施。日本の美術市場に関する博士論文は東京大学と社会科学高等研究院在籍中に執筆、2012年9月に終了。この論文で2013年に渋沢クローデル賞を受賞。

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【主催】(公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所
【後援】(公財)渋沢栄一記念財団、読売新聞社、日仏美術学会


* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

レオ•シロタとベアテの日本
父は西洋音楽を伝え、娘は女性の未来を変えた

[ 講演会 + 上映会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2014年01月30日(木) 18:30 - 20:30
場所: 1階ホール
【要旨】
日本国憲法の起草に関わったベアテ・シロタ。彼女は世界的なピアニストである父レオに連れられて戦前に来日し、日本に深く親しんだ。レオは音楽学校の教授として数多くの日本人弟子を育てたが、戦時中は外国人として辛酸をなめた。平和と文化の架け橋として西洋と東洋をつなぎ、数奇な運命を生きた父と娘の軌跡を追う。

【講師】
ミシェル・ワッセルマン(立命館大学)
ナスリーン・アジミ(国連訓練調査研究所/UNITAR、広島事務所)

ナスリーン・アジミ(Nassrine Azimi)
1959年イラン生まれ(スイス国籍).ジュネーブ高等国際問題研究所修士(国際関係), ジュネーブ大学建築学部修士(都市研究学).国連訓練調査研究所(UNITAR)特別上級顧問,および,グリーン・レガシー・ヒロシマ・イニシアティブ共 同創設者. 共編著:Post-Conflict Reconstruction in Japan, Republic of Korea, Vietnam, Cambodia, East Timor and Afghanistan (United Nations Press, 2003年)ほか.

ミッシェル・ワッセルマン(Michel Wasserman)
1948年パリ生まれ.フランス文学高等教 育教授資格およびパリ大学東洋学博士号(歌舞伎研究).東京芸術大学の客員教授などを経て,1986〜94年,関西日仏学館館長。1994年より立命館大 学国際関係学部教授.著書:D'or et de neige: Paul Claudel et le Japon (Gallimard, 2008年)ほか.

【主催】 日仏会館フランス事務所
【後援】 在日スイス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、在日フランス大使館、岩波書店

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占領軍での任務を終えて、1947年、アメリカ合衆国に向けて出発するベアテ・シロタ


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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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