Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

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2013年11月13日(水)のイベント

連続講演会「哲学とイメージ」

アーティストはアートの世界と作品の世界のあいだにあって

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2013年11月13日(水) 18:30 - 20:30
場所: 601号室
講演者: ドミニク・シャトー (パリ第1 パンテオン・ソルボンヌ大学)
【要旨】
アートは別な世界を創始すると考えることにはふたつの理由がある。社会学的理由と存在論的理由だ。これらふたつはまったく異なるように、さらには相反さえするように思われる。社会学的理由の方は、「真実なる生」を生きるアーティストというステータスに深く関与する社会的規定にかかわり、存在論的理由の方は、別な対象や可能な世界を創出するというアーティスト固有の能力にかかわるからだ。一方の、あるいはもう一方の専門家たち、言い換えれば社会学者と哲学者は、それぞれ説得的な議論を展開してはいるのだが、それぞれが真実の半分しか持っていないからには、ここでそれら以上に興味を引いてやみそうにないことと言えば、ふたつの見方を協同させてみるということなのだ。

【講師プロフィール】
パリ第一パンテオン・ソルボンヌ大学教授、美学および映画学担当。主要刊行物、『造形芸術----ある観念の考古学』(ジャクリーヌ・シャボン、「緑の光線」叢書、1999)、『アートとは何か』(ラルマッタン、「哲学開示」叢書、2000)、『映画と哲学』(ナタン、「大学」叢書、2003)、『アーティストとはなにものか』(レンヌ大学出版、2008)、『しかるべきものとしてのアート』(ル・レエル出版、MAMCO, 2009)、『美的経験----直観と専門知識』(レンヌ大学出版、2010)、『映画の哲学』(アルマン・コラン、2010)、『クリスティン・ジャカール、散逸するエネルギー』(ベルナール・ショヴォー、2011)、『主観性』(編著、アムルテルダム大学出版、2011)、『映画における主観性』(レンヌ大学出版、2011)、『弁証法か二律背反か。いかに考えるべきか』(ラルマッタン、2012)

【ディスカッサント】 北山研二(成城大学)

【司会】 クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所)

【主催】 日仏会館フランス事務所

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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