Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

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2009年2月12日(木)のイベント

フランスにおける社会的抗議:歴史社会学的アプローチ

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2009年02月12日(木) 18:00
場所: 601会議室
講演者: リリアン・マチュー (フランス国立科学研究センター)
  • 講演者のプロフィール:
    リリアン・マチュー:フランス国立科学研究センター研究員,ソルボンヌ政治研究所(パリ第1大学)所属.専門は社会運動の研究.売春婦たちの運動に関する論文で政治学博士号を取得後,道徳的キャンペーン(特に中絶反対運動),アルテルモンディアリストによる抗議行動の出現,移民擁護の運動,五月革命などに関する研究を行う.現在,関心を持って取り組んでいるのはアートと集団運動の関係である.
    著作に,Mobilisations de prostituées (Belin 2001), Comment lutter ? Sociologie et mouvements sociaux (Textuel 2004), La double peine. Histoire d'une lutte inachevée (La Dispute, 2006), Art et contestation (en co-direction avec J. Balasinski, Presses universitaires de Rennes, 2006), La condition prostituée (Textuel, 2007)などがある.

  • 講演要旨:「フランスにおける社会的抗議:歴史社会学的アプローチ」
    フランスにおける社会運動は,進展と後退の変動的なプロセスに従っているように見える.五月革命は結果として1970年代の地方分権運動や環境保護運動,フェミニズム運動などの抗議運動につながったが,1980年代にはその波も後退し,社会運動にはある種の停滞が見られた.1990年代に入り,滞在許可証や住居を持たない人々,失業者や公務員などによる大規模な抗議運動の再燃に続いてアルテルモンディアリストによる運動が出現したことは,集団による抗議がフランスにおける政治参加の主要な形式であることを示したといえる.本講演では,抗議行動の変動のメカニズムとプロセスについて,政治的・経済的背景を分析しつつ考察する.

  • 講演テクスト:

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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