1968年以降の日本写真再考:WORKSHOP写真学校を中心として
[講演会] エリーズ・ヴォワイヨ(神奈川大学)
18:00〜20:00 ホール フランス語 日本語同時通訳付き
1974年、東松照明、森山大道、荒木経惟、細江英公、深瀬昌久、横須賀功光の6人の写真家が「WORKSHOP写真学校」という独立した写真学校を創設しました。1960年代の学生運動終結直後、写真が現代アート市場に参入しようとしていた時代に、彼らは写真を取り巻く議論に加わりました。特に、この学校が1976年に開催した展覧会「写真売ります」は、オリジナル・プリント市場の発展を促し、激しい批判を浴びました。この転換期において写真は、その在り方をめぐり対立する理論と、アメリカから輸入されたアート市場のモデルとの間の緊迫した関係を具現化していました。
エリーズ・ヴォワイヨ(神奈川大学)
エリーズ・ヴォワイヨは、神奈川大学助教。専門は日本の写真史。エコール・デュ・ルーヴルで美術史を学び、パリ・シテ大学で日本語学を学んだ後、フランス国立東洋言語文化学院 (Inalco)にてミカエル・リュケン教授の指導の下、2023年に博士号を取得。その後、東京大学と早稲田大学で研究を行い、Inalcoで2年間非常勤講師・特任講師として教鞭を取り、その後、東京外国語大学での博士研究員を経て現在に至る。
【司会】トマ・ガルサン(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【協賛】(公財)渋沢栄一記念財団、学校法人帝京大学
【協力】(公財)日仏会館、フランス国立社会科学高等研究院・日仏財団
【後援】在日フランス大使館、読売新聞社