『失われた時を求めて』におけるジャポニスム
[講演会] 吉川一義(京都大学名誉教授)
18:00~20:00 601号室 フランス語 日本語同時通訳付き
プルーストが世紀の転換点に流行したジャポニスムと接触したさまざまな媒体を明らかにした研究は数多く存在する。しかし日本趣味の熱烈な愛好家たち(ゴンクール、ロチ、モンテスキウ、など)と違ってプルーストは、小説の登場人物たちに、日本の現実に関する不適切な、しばしば不正確な発言をさせることで、人間精神の往々にして皮肉な普遍的認識を深めることを目指した。
吉川一義(京都大学名誉教授)
吉川一義は1948年大阪生まれ。京都大学名誉教授。日本プルースト研究会会長。日本フランス語フランス文学会旧会長。著書に『プルースト美術館』(筑摩書房、1998)、『プルーストと絵画』(岩波書店、2008)、Proust et l’art pictural (Champion、2010、カブール=バルベック文学サークル文学賞、恩賜賞・学士院賞)、Relire, repenser Proust (Collège de France、2021)、『『失われた時を求めて』への招待』(岩波新書、2021)など。共編著にIndex général de la Correspondance de Marcel Proust (京都大学学術出版会、1998)、『ディコ仏和辞典』(白水社、2003)、翻訳にプルースト『失われた時を求めて』(岩波文庫、2020、小西財団日仏翻訳文学賞特別賞)、編訳に『『失われた時を求めて』名文選』(2024、岩波書店)など。
【ディスカッサント・司会】ジル・マスタルスキ(日仏会館・フランス国立日本研究所協力研究員)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【共催】Sciencescope
【協力】ルネサンス・フランセーズ 日本代表部