6月
07
2014

【登壇者】
ノエル・コーユ (フランス文化・通信省–文化遺産局、トゥールーズ大学)
坂野徹 (日本大学)
稲田孝司 (岡山大学)

【司会】
アルノ・ナンタ(日仏会館・フランス国立日本研究センター)

【主催】 日仏会館フランス事務所
【協力】 大阪大学(考古学研究室)、日本大学(経済学部)
【後援】 日仏美術学会、日本遺跡学会、NGO日本イコモス国内委員会、日本考古学協会

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ノエル・コーユ
19世紀フランスにおける先史とエスニシティ:
国家の学問における普遍主義的な教育

【要旨】
西ヨーロッパの主要な国々で19世紀半ばに形成された先史考古学は、まずなによりも、独創的な生物として捉えられた人類の自然史として始まり、そこにはエスニシティという要素が入る余地はほとんどなかった。
ところが、一国民の古代時代への関心の高まりを背景に、先史時代は改めて注目されることになる。先史時代遺跡の民族的な重要性といった問題が、いくつかの大きな論争を呼んだ。本講演会では、旧石器時代の遺物群の分類、無堆積期間やドルメンの人々の問題などの事例を通して、進化論者的な見方と歴史-文化的な立場のあいだの複雑で多義的な関係を定義し、とりわけ1850年から1914年の期間におけるフランス先史時代に関する知識全体を体系化することを試みる。

【プロフィール】
ノエル・コーユは考古学の歴史を専門とする。現在、フランス文化・通信省、文化財総庁、文化学芸官を務める。トゥールーズ大学の考古学研究室TRACESに所属。自然史博物館では、「先史考古学の歴史のための素材」と題したゼミナールも主宰している。

【主著】
– La préhistoire en parole et en acte. Méthodes et enjeux de la pratique archéologique. 1830-1950  (Paris, L’Harmattan, 2000)
– (avec Arnaud Hurel) Dans l’épaisseur du temps : Archéologues et géologues inventent la préhistoire (Paris, Muséum National d’Histoire Naturelle, 2011)

※ ノエル・コーユ氏による講演会が、5月31日(土)に日本大学でも予定されております。
詳細はこちらをご覧ください。

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坂野徹
「縄文人」あるいは「弥生人」の「誕生」─日本考古学・人類学と「人種」

【要旨】
現代日本の考古学・人類学において、「縄文人」と「(渡来系)弥生 人」は、日本人の起源を構成する二つの集団として了解されているといってよい。本来、「縄文人」「弥生人」という呼称は、「縄文時代/弥生時代に日本列島 に居住していた人々」を意味する言葉であるはずだが、我々は「縄文人」と「(渡来系)弥生人」を、視覚によって識別可能な一種の「人種」として捉える眼差 しに慣れ親しんでいる。
もとより、こうした類型化が「縄文人」や「弥生人」の骨に関する自然人類学的な知見に基づいていることは確かである。だが一方で、近年では、「縄文人」と 総称されてきた集団のゲノム・レベルの多様性も指摘されており、考古学者の中にも縄文文化という枠組み自体を疑問視する意見も存在する。そして、いうまで もなく、日本列島の先史時代と原史時代の住民に関する「人種」類型的な了解は、近代日本の考古学・形質人類学研究の蓄積の中で形成されてきたものにほかならない。
そこで、本発表では、こうしたイメージが形成されるに至るプロセスを、明治期以来の日本人起源論研究史の中に探ってみたい。すなわち、1960年代初頭、「(土着系)縄文人」「(渡来系)弥生人」という二分法が確立・定着するに至るまでの日本人起源論の歴史を概観しつつ、日本考古学・人類学における「人種」の 意味を考えるのが本発表の課題となる。

【プロフィール】
日本大学教授。近現代日本の形質人類学・先史時代研究史を専門とする歴史家。近年、日本とその植民地におけるフィールドワークの歴史も検討している。近著に、『帝国日本と人類学者』 勁草書房 2005年(2013年韓国語翻訳あり)、『フィールドワークの戦後史:宮本常一と九学会連合』 吉川弘文館 2012年など

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稲田孝司

【プロフィール】
岡山大学教授。先史時代考古学が専門。近著に、『日本とフランスの遺跡保護 考古学と法・行政・市民運動』 岩波書店 2014年。そのほかにも日仏の状況を比較検討した論文など多数。

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。

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