ライシテの新しい課題ーフランスと日本の比較
[講演会] ジャン・ボベロ(高等研究実習院名誉院長)
18 :00〜20 :00 1階ホール フランス語
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良心の自由と礼拝の自由を保障するために政治と宗教を分離することを定めたライシテの原則が、近年のフランスでは治安に関する不安が高まるなかで、宗教とりわけマイノリティ宗教であるイスラームを管理統制する道具に変化してきている。本講演では、1989年以降続いているイスラームのヴェール、ブルカ、ブルキニ、アバヤなどをめぐる論争を取りあげ、ライシテの新しい課題について論じる。また、「フランス的例外」とされるライシテの「脱フランス化」を試み、日本のライシテとの比較可能性についてフロアとの議論を深める。
ジャン・ボベロ(高等研究実習院名誉院長)
パリ高等研究実習院(EPHE)にて1991年から2007年まで「ライシテの歴史と社会学」講座を担当。現在EPHE名誉院長。邦訳された著作に、『フランスにおける脱宗教性(ライシテ)の歴史』(白水社)、『〈聖なる〉医療ーーフランスにおける病院のライシテ』(ラファエル・リオジエとの共著、勁草書房)などがある。
【講師】ジャン・ボベロ(高等研究実習院名誉院長)
【司会】伊達聖伸(東京大学)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【後援】KAKENHI-PROJECT-20H00003