7月
01
2025

国際比較は、ケアには様々な方法があることを示しているが、ケアの仕事に対するイメージや価値はどこの国でも一様に低い。国際比較はまた、ケアする者の経緯がそれぞれ非常に異なり、国によって社会関係の構図も異なるということを示すが、比較対象とされる3カ国においては、最も脆弱な立場の人たちがケアの仕事に従事している。この国際比較は、社会人口統計学の変化の類似性を表している。

マクロソーシャルの面で3カ国間の最も重要な違いは、ケアの社会構造に関係している。つまり、フランスの場合は国家の存在、日本の場合は家族の存在、ブラジルの場合はコミュニティ、社会と近隣に住む人たちとのネットワークの存在がそれぞれ深く関わりを持っている。

フランスと日本においては、高齢者にかかるケア(介護)の公共政策が徹底している。フランスでは介護手当であるAllocation Personnalisée d’Autonomie (APA)が2002年に施行され、日本では長期介護保険 (Long Term Care Insurance , LTCI)  が2000年より導入された。一方、ブラジルでは、これらの手当てや保険に匹敵するような、高齢者の介護に関する制度的枠組みは何一つ作られていない。

ケアの仕事の仕組みと人材管理の面でも、これら3カ国間には相違点と類似点が見られる。 また、本講演では最後に、ケア労働における主観性とセクシュアリティの問題、ケア労働従事者自身による経験と認識についても触れる。

【講師】平田エレナ(フランス国立科学研究センター、パリ社会政治学研究センター、UMR 7217)

【ディスカッサント】ガルシアドスサントス優美(ミナス・ジェライス連邦大学)

平田エレナは社会学者、フランス国立科学研究センター, パリ社会政治学研究センター/ジェンダー, 労働部門 (CRESPPA/GTM)名誉研究ディレクター。サンパウロ大学社会学部共同研究教授。国際交流基金フェローシップにより、アジア経済研究所(IDE) および一橋大学に客員研究員として招かれる。フランス国立科学研究センター管轄の、国際的かつ学際的ネットワークMAGE(Marché du travail et genre 労働市場とジェンダー)理事。学術誌『カイエ・デュ・ジャンル』読者委員会メンバー。研究テーマは、性別役割分業、ジェンダーとグローバリゼーション、失業、比較的観点からのケアの理論と実践。著書に、F. Laborie他との共著、Dictionnaire critique du féminisme、PUF、2000(2002年に藤原書店から邦訳が刊行)、Nadya Araujo Guimaraes & Helena Hirata (Eds), Care and Careworkers. A Latin American Perspective., Cham, Springer, 2021、Helena Hirata et al (Eds), A Transnational Perspective, Leiden/Boston: Brill, 2024 などがある。

ユミ・ガルシア・ドス・サントスは、ルーヴァン・カトリック大学で政治学を学んだ後、パリ第8大学とサンパウロ大学共同指導の下、社会学の博士論文を書き上げる。2012年より、ブラジルのミナス・ジェライス連邦大学社会学部教授を務める。労働、コミュニティー、公共政策とジェンダーとの社会関係に焦点を当てた研究を続ける。2022年にモントリオール大学客員研究員、2024年には立教大学に客員教授として招かれる。

【司会】トマ・ガルサン(パリ・シテ大学、日仏会館・フランス国立日本研究所

【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【助成】フランス国立科学研究センター、パリ社会政治学研究センター



* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。

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