10月
06
2012

【基調講演】

フランソワーズ・テボー(アヴィニョン大学)

フランスにおける女性史・ジェンダー史―新しいアプローチ、新しいオブジェ、新しい問題
フランスとイタリアで同時に出版された『女の歴史-全5巻』(1990年−1992年出版、邦訳は藤原書店から1998年出版)ではヨーロッパやアメリカの国々で行われてきていた20年間の総合研究の結果が紹介された。この書物の出版は、フランスではその段階までは認められていなかった女性史に対しての知的正当性を与える事に成功したが、制度的な正当性を獲得する事までには至らなかった。この講演の目的はフランスにおける『女性史とジェンダー史』と呼ばれる研究分野のその出版以降の傾向を紹介する事にある。その発展は歴史叙述の一般的な変遷 — 例えば、スケール別による歴史学、個人の経路、グローバル史や多国間史における移転のー枠にも当て嵌まり、外国の討論への重視等も含む。国内における考察と同時に外国からの貢献であるジェンダー史のアプローチが、いかにフランスにおける歴史学の問題意識をー英語圏におけるほどの厳しい(例をあげれば、女性史をジェンダー史と対立させたり文化史と社会史を対立させるという)論争を避けながらもー更新し拡大したかを考える。また、テーマーやオブジェが,伝統分野のもののー例えば、労働,母性、のような場合どのように更新され,あるいは、男性性、セクシュアリティ、植民地状態、移民問題、等をジェンダーという視角から見る新しいオブジェ、なども明確にし、重要な紀要の紹介、極最近の制度化への歩み等の説明も含む。

舘かおる(お茶の水大学)
日本における女性史・ジェンダー史―今日のアプローチと主題系

日本における女性史の研究は、1970年代以降今日まで確実に展開してきた。日本女性史の叢書も幾度も刊行され、1968年から1991年までの文献は『日本女性史研究文献目録』全4巻に掲載されている。なお、日本における女性史研究と女性学・ジェンダー研究とのコラボレーションは、1990年代以降に進み始め、2000年以降はさらなる展開をもたらした。それを象徴するのが、2009年から2011年にかけて刊行された『ジェンダー史叢書』全8巻であろう。私は、日本を中心に女性史と女性学、ジェンダー論とジェンダー史をめぐってのアプローチを試みてきた立場にいる。「女性史」と称して模索してきた際の論題は何であったのか、「ジェンダー史」というアプローチに転換していくことに、どのような必然性があったのか、それは、今回のシンポジムのタイトル、「フェミニズム的アプローチの国内的視点からグローバルな視点へ」に大きく関わっている。今回の報告に対する私の意図は、女性史が追求してきた「女」という「当事者」に依拠することの意義と同時に、性別のみならず、階級、民族、年齢、障害等々において「非当事者への想像力」を可能にするためのジェンダー史研究を模索することにある。そして、今回の「フクシマの原発事故」に象徴される諸課題に対し、女性史・ジェンダー史研究は、どのような方途を示唆できるのかについて、共に考える機会としたい。

【司会】

 クリスチーヌ・レヴィ(日仏会館)

【主催】 日仏会館フランス事務所、公益財団法人日仏会館

【共催】 早稲田大学ジェンダー研究所

【協力】 フランス国立科学研究センター、学際研究NEEDS プログラム

PDF版プログラム

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。

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