〈テロワール〉をめぐる語りとその変容 ーブリア=サヴァランから地理的表示保護制度まで
[シンポジウム]
10:30〜17:30 ホール 同時通訳付
〈テロワール〉とは、土地の自然環境だけでなく、歴史・文化・技術・社会的実践が結びついて生まれる地域固有の価値を示す概念である。ワインやチーズなどの産地呼称制度や地理的表示(GI)制度の基礎として世界的に知られ、近年では地域ブランドや地方創生を考えるうえでも重要なキーワードとなっている。本シンポジウムでは、19世紀初頭のフランス・ガストロノミー文学から20世紀の法制度化、さらにはヨーロッパ外におけるGI制度の実践例を通して、〈テロワール〉をめぐる語りの歴史的展開を辿る。
【お申込み】
要事前登録・参加無料
お申込み : shorturl.at/Z7xwT
お問合せ : shorturl.at/5KUP7
【使用言語】
日本語・フランス語(同時通訳あり)
【主催】日仏歴史学会
【助成】(公財)日仏会館
【協力】獨協大学、FRAMESPA、École d’Ingénieurs de Purpan、日仏会館・フランス国立日本研究所
gallica.bnf.fr/BnF
【プログラム】
10:30-10:45 開会(長井伸仁 日仏歴史学会会長) 趣旨説明(齋藤由佳)
10:45-12:15 第1セッション「テロワールをめぐる語り——ガストロノミー文学と地理的イマジネール」
- 齋藤由佳「グリモ・ド・ラ・レニエールの著作における『美食の地理学』」
- ジャン=ロベール・ピット「子どもたちにフランスの地理を教えること:ベル・エポックの児童書におけるテロワール」
- 野澤丈二「日本における『サヴァラン』の受容:没後100年以降の展開を中心として」
12:15-13:45 昼休憩
13:45-15:15 第2セッション「テロワールとは何か——環境・法制度・文化的感性のはざま」
- シルヴィ・ヴァーブル「テロワール概念に基づくグローバル市場の構築:ロックフォールチーズの事例から(18-21世紀)」
- 福田育弘「土地柄性と季節感 : ガストロノミー的クロノトポスの文化的変奏」
- エレーヌ・トルモ「土着微生物とテロワール・チーズ:知識と技術継承における課題」
15:15-15:30 休憩
15:30-16:40 第3セッション「テロワールの再編——グローバル化と地理的表示制度」
- ニコラ・ボーメール「GIとテロワールに試される日本酒:文化的翻訳と地域的再編成」
- ルイ・オーギュスタン=ジャン、ジアメイ・ビ「中国におけるGI制度導入の課題とプロト=テロワール:四川省蒙頂茶の事例から」
16:40-16:45 休憩
16:45-17:15 全体討論
17:15-17:30 総括・閉会(廣田功)