5月
30
2014

※ 満員につき、お申し込みの受付を終了いたしました。

【趣旨】
在日フランス大使館と日仏会館フランス事務所の主催、一般社団法人日本自閉症協会の後援により、「自閉症と遺伝」をテーマにした講演・討論会を5月30日(金)に開催します。

講演会は、フランス国立科学研究センターの名誉研究部長であるベルトラン・ジョルダン博士の近著「自閉症遺伝子~見つからない遺伝子を巡って」の日本での翻訳出版、同博士来日に際して開催されます。

発症率の高い深刻な疾患である自閉症と遺伝子の関係について、フランスではさまざまな議論があります。ジョルダン博士は何よりもまず、自閉症の遺伝的要因の同定に関する最新研究状況を取り上げ、現時点での自閉症遺伝子検査の正当性について疑問を投げかけます。

講演に続いて、一般社団法人日本自閉症協会会長で児童精神科医の山崎晃資博士、厚生労働省障害児・発達障害者支援室の日詰正文専門官、ベルトラン・ジョルダン博士の3氏によるパネル・ディスカッションが行われます。

【ジョルダン博士のプロフィール】
分子生物学者、遺伝学者。フランス国立科学研究センター(CNRS)の名誉研究部長。ベルトラン・ジョルダン博士は、一五〇本近くの学術論文に加えて、「Médecine/Sciences(医科学)」や「La Recherche(研究)」などの有名科学雑誌に記事を執筆する傍ら、一般書も多数出版している。二〇〇〇年には「Les Imposteurs de la génétique (遺伝学というペテン師)」がRoberval賞、  二〇〇七年には「Thérapie génique : espoir ou illusion ? (遺伝子治療は、実現可能なのか?)」がJean Rostand賞、二〇〇九年には「L’humanité au pluriel, la génétique et la question des races (人種は存在しない : 人種問題と遺伝学)」が「 La Science se Livre 」賞をそれぞれ受賞した。最新作の「Autisme, le gène introuvable. De la science au business (自閉症遺伝子~見つからない遺伝子をめぐって)」は、昨秋、日本で翻訳出版され、フランスならびに日本で大きな反響を呼んだ。

【主催】 在日フランス大使館科学技術部、日仏会館フランス事務所
【後援】 一般社団法人 日本自閉症協会

【問い合わせ】 フランス大使館 斎藤(assistante.sdv@ambafrance-jp.org

プログラム

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。