略歴

人類学者、帝京大学准教授。INALCO(国立東洋言語文化大学)で中国学の修士号、パリ西大学(パリ第10大学・ナンテール)で人類学の博士号を取得した。博士論文は中国雲南省における仮面劇(軍事起源の儀式)を通じた漢民族の民族性の表現を論じた。2009年から東京に拠点を置き、儀式理論、特に相互作用的アプローチの観点から、スピリチュアル/精神や個人の幸福に関する実践を分析する研究を続けている。これらの実践は、日本で開催されている「瞑想的演劇」ワークショップから、レイキや催眠術のフィールドワークなど、さまざまな分野に及ぶ。私のアプローチの独自性は、これらの活動に私自身が関わる点にあり、それは部分的に自己民族誌に基づく分析の深化につながっている。 

日仏会館・フランス国立日本研究所協力研究員として、「現代の物語とナラティビティ」という第3研究軸の研究に参加している。さらに、ヴァレリー・ジェレゾー(EHESS-CNRS、UMIFRE 19)およびベンジャミン・トネ(エクス=マルセイユ大学、フランス中国研究センター、UMIFRE 18)と共同で、第4研究軸「地域研究の方法論と認識論、東アジアのフィールドワーク」を主催している。

学術分野

人類学、民俗学、地域研究

研究テーマ

エスニシティー、儀式、演劇、政治、精神性、超感覚的知覚、自己民族誌