略歴

政治社会学の分野において、日本国憲法の正当性に関する博士論文を神戸大学で取得した後、日本における憲法思想を比較の視点から研究し続けてきました。こうした研究活動と並行して、フランス語およびフランス社会の教育にも早い段階から取り組み、まず立命館大学、次に慶應義塾大学で教えた後、神奈川大学で初めて准教授の職を得て、現在は上智大学外国語学部フランス語学科に所属しています。

これらの経験を通じて、研究分野を政治やジェンダー、さらに教育学にも広げてきましたが、私の研究の中心は依然として日本の憲法思想にあり、特に日本の憲法学者の研究における「立憲主義」の意義に焦点を当てています。

学術分野

思想史、政治社会学、比較研究

研究テーマ

最近の研究は、樋口陽一の憲法的遺産とその憲法思想の特質に焦点を当てています。また、フランスにおけるパリテ法(男女同数法)や、日本における少子化問題に関するメディア報道についても研究を進めています。