Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


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2022年08月03日(水)

日仏会館図書室 読書会
バンド・デシネをフランス語で読む 第14回

バンド・デシネ(bande dessinée)とはフランス語圏のマンガのことで、略してBD(ベーデー/ベデ)とも呼ばれます。ここ10年くらいで邦訳はかなり増えましたが、それでも未邦訳のBDはまだまだ無数にありますし、その中にすばらしい作品もたくさんあります。新しい作品も毎年次々と生み出されています。古い作品も新しい作品も含めて、BDをフランス語の原書で読んでみませんか?

BDの翻訳者である原正人氏が進行役をつとめ、毎回、1作品を取り上げ、冒頭部分を一緒に訳読していく読書会です。フランス語がある程度読めることが必要ですが、BDをはじめて読む方も、学生の方もぜひご参加ください。

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今回もZoomを使って開催いたします。取り上げる作品は以下の通りです。
Michel Hellman, Nunavik, Pow Pow, 2016.
https://editionspowpow.com/boutique/nunavik/


Nunavik.png

© Éditions Pow Pow et Michel Hellman


今回取り上げるNunavikは、カナダのケベックの作家ミシェル・エルマンがケベックのBD出版社パウパウから出版した作品です。タイトルのヌナヴィク(ヌナビク)とはケベック州北部に広がる広大な地域のこと。広大な面積に比して人口は少なく、住民の多くはイヌイットです。

物語は作者のミシェル・エルマンがパウパウ社の編集者と相談をしている場面から始まります。彼の前作で、自分が生活するモントリオールの界隈のことを描いた『マイル・エンド』(Mile End, Pow Pow, 2011)が出版されてから既に数年が経っています。編集者は彼にそろそろ新作を描いてくれないかと迫り、ミシェル・エルマンは『マイル・エンド』の続編を描くと約束してしまいます。ところが、いざ紙に向かってみると、なかなか気が乗らず、いつまで経っても仕事が進みません。そんなある日、彼は夢でヌナヴィクを訪れ、その光景に圧倒されます。これは啓示に違いないと思った彼は、妻を説得し、彼女に幼い我が子を託し、ひとりヌナヴィクに向かいます。


開催日時:2022年9月2日(金)15時半~17時
会場:Zoom


開催日時:2022年9月2日(金)18時半~20時
会場:Zoom

定員:各10名
参加:無料

参加方法:参加希望日時、お名前、ご連絡先、ご所属を明記してメールでお申込みください。訳読に参加される方にはテキストをご用意いたします。訳読をせず、観覧だけの参加も歓迎します。その場合は、お申し込みの際にその旨、お知らせください。詳細はお申込みの際お知らせいたします。尚、出版社より当読書会でテキストを使用する許諾を得ております。
夏季閉館中(8月7日~22日)にお申込みいただいた場合は、お返事を8月23日以降に差し上げます。
参加申し込みの際に登録いただいたメールアドレスに、イベント当日の12時までに招待メールをお送りします。メールのなかのリンクをクリックし、イベントに参加してください。

連絡先:日仏会館図書室
〒150-0013 渋谷区恵比寿3-9-25
Tel : 03-5421-7643 Fax : 03-5421-7653
Mail : biblio[@]mfj.gr.jp
(開室時間:火~土、13h~18h)

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