日時: | 2018年05月21日(月) 18:30〜20:30 |
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場所: | 1階ホール |
講演者: | マチュー・ポット=ボンヌヴィル(リヨン高等師範学校、アンスティテュ・フランセ)、 パトリス・マニグリエ(パリ・ナンテール大学) |
1972年の『狂気の歴史』の再版への序文においてミシェル・フーコーは、著者が自らの作品の受容のされ方をあらかじめ決められると考えることの傲慢さをやんわりと皮肉っている。「私が著者です。顔とプロフィールをご覧下さい。私の名前で出回るすべてはこれに近い姿でなければなりません。」実際に、死後30年を過ぎてなお、フーコーの思想が描き出す像は大きく変化し、変容し続けている。それには少なくとも以下の4つの理由が考えられる。
プロフィール マチュー・ポット=ボンヌヴィルは哲学者、リヨン高等師範学校准教授。アンスティチュ・フランセ・パリの思想・知識部門主任でもある。2010年から2013年にかけて、国際哲学コレージュ議会の議長を務めた。2018年にヴェルディエ社より出版された彼の最新の著書Recommencerの前に、ミシェル・フーコーについて複数の作品を執筆した。Michel Foucault, l’inquiétude de l’histoire (PUF, 2004) 、歴史家フィリップ・アルティエールと共著のD’après Foucault (Les Prairies ordinaires, 2007)がある。 パトリス・マニグリエはパリ・ナンテール大学哲学科准教授。Moment philosophique des années 60 en France (PUF, 2011)(監修)のほかに、La vie énigmatique des signes - Saussure et la naissance du structuralisme (Léo Scheer, 2006) や、ドルク・ザブニャンとの共著Foucault va au cinéma (Bayard, 2011)など数々の著書がある。 【司会】マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所) 【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所 【共催】在日フランス大使館/アンスティテュ・フランセ日本 【助成】アンスティテュ・フランセ マチュー・ポット=ボンヌヴィルとパトリス・マニグリエは5月19日(土)にアンスティチュ・フランセ東京にて開催される「第6回「哲学の夕べ」-パリ五月革命をめぐって-」に参加します。
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* 日仏会館フランス事務所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページのイベントカレンダーからの申込みが必須となります。警備強化のため、当日の受付に際しては身分証明書の提示をお願いしております。
日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー > ミシェル・フーコー:21世紀の受容