Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


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環境健康学のブラック・ボックスをひらく *中止


使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2020年03月05日(木) 18:30〜20:30
場所: 601号室
講演者: カトリーヌ・カヴァラン(フランス国立科学研究センター)

*中止:新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、こちらの講演会の開催を見送ることとなりました。あらためて開催する場合にはまたお知らせいたします。参加を予定されていたみなさまには申し訳ございませんが、ご了承いただけますようお願いいたします。

病因不明とされる疾患の社会的-環境的バックグラウンドを医学と社会科学の両側面から分析する

少なくとも40年前から、疫学では非感染症疾患NCDs (non-communicable deseases) の発症にはいくつかの要因が複合的に関連していると言われており、リスク因子、個人因子、そして環境因子とが結びついているという説明が一般的となっている。疫学が認めるところの、この三つの因子の複合という病因は、医学や生命科学によって明らかにできない、例えば「病因不明」とされる疾患や、「突発性疾患」と呼ばれるような病においては特に定着している。

こうした「エビデンス」は今日、Global Burden of Disease(世界の疫病負担研究)やエクスポゾーム(環境曝露)といった卓越した研究の中心テーマとなっている一方、私たちの健康を形成する「環境」が社会的、生態的に内包しうるものについては、影の部分、つまり死角として残されたままである。系統疾患および免疫疾患の中で解明できない病を例に、いかにして社会科学と医学とが共同し、この「ブラック・ボックス」をひらいてゆくかを考察する。

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カトリーヌ・カヴァランは社会学者で、現在フランス国立科学研究センターの研究員。社会科学学際研究所(IRISSO, UMR CNRS-INRA 7170-142)およびパリ・ドーフィン大学を拠点としている。専門は、厚生労働問題としての社会格差、中でも暴力が介入するケース(とくに性差に基づく暴力的関係)と職業および労働環境をめぐるリスクについてで、統計と社会認知学の観点から分析、研究をしている。

関連資料(フランス語) :
https://www.encyclopedie-environnement.org/societe/exposome-sciences-sociales-rencontre/
http://www.travail-et-securite.fr/ts/grand-entretien.html?numRevue=812

【講師】カトリーヌ・カヴァラン(フランス国立科学研究センター)
【司会】ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所

* 日仏会館フランス事務所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページのイベントカレンダーからの申込みが必須となります。警備強化のため、当日の受付に際しては身分証明書の提示をお願いしております。

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