日時: | 2019年12月16日(月) 18:30〜20:30 |
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場所: | 601号室 |
講演者: | メラニー・ウルス(トゥールーズ・ジャン・ジョレス大学) |
日本では貧困問題は長きにわたりタブーとされ、不可視化されてきたが、2000年代後半から社会問題としてメディアに取り上げられるようになった。数十年前から日常においてはほとんど耳にすることがなくなっていた「貧困」というワードが、2009年には日本中を席巻した。今日、貧困の存在は否定のしようもない現実である一方、社会的に問題として認識されているのは、ある一部の種類の貧困のみである。この講演では、戦後から今日までの貧困問題をめぐる認識の変遷を検証し、貧困が今日ふたたび社会問題として可視化され、容認されるようになった要因を探る。 プロフィール:
【司会】ソフィー・ビュニク(日仏会館・フランス国立日本研究所) |
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