Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

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5月革命はフランスに何を残したか?

[ 一般公開講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2009年11月12日(木) 18:00
場所: 601会議室
講演者: アラン・ジェスマール (パリ政治学院)
  • 講師プロフィール:
    国立高等鉱業学校で Ingénieur civil des Mines の学位を取得。固体物理学博士。パリ第6大学で教鞭を執り、高等教育機関の主要な組合である高等教育労働組合(SNESUP)書記長在任中に5月革命を迎える。学生主導で始まった5月革命の大学側のリーダーとなり、1968年以降はプロレタリア左派(GP)で政治活動を続けるが、GPはその後解散。18ヶ月の投獄の後、教職のキャリアを再開し1990年に教育視学官に任命される。政治面では1986年に社会党に入党し、アンドレ・レニェルおよび1991年にリオネル・ジョスパンと、当時の教育相の官房で、また1992年にはジャン・グラヴァニ職業技術教育担当閣外相の官房で役職に就く。2001年から2004年に引退するまでは、パリ市長ベルトラン・ドラノエのもとで教育担当のポストを務めた。

  • 講演要旨:
    1968年を経験したのは女性、男性、若者、老人、職人、知識人、労働者、会社員、管理職、農民、大学教師、学生、作家、芸術家、映画作家、スポーツ選手などあらゆる人々で、さらには娼婦に至るまで《ヒモ》の存在にノーを突きつけた。われわれの誰しもが使っていた、それらのすべてを表現する一つの言葉で言えば、それは《運動》(le Mouvement)であり、その言葉は当然、自分の人生を取り戻し、違う生き方をして他者と直接につながり、個人と集団を尊重することへの激しい渇望の自然発生的な現れだった。そのすべては、多くの場合何の矛盾もなく《労働者階級》への当然の敬意を同時に表明していた。そこに矛盾を見いだしていたのはフランス共産党だけだった。
    本講演では、フランスにおける5月革命が何であったのか、そして5月革命がどのようにとらえられ、最近ではどのように非難されるに至ったのかを検証する。講演者にとって5月革命とは、今日なお受け継がれるべき、継承者なき遺産なのだ。

* 日仏会館フランス事務所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページのイベントカレンダーからの申込みが必須となります。警備強化のため、当日の受付に際しては身分証明書の提示をお願いしております。

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