日仏シンポジウム/主催:専修大学・日仏会館 |
<日本語・フランス語使用 同時通訳付>
[入場無料・参加申し込み不要]
日時 | 2001年6月2日(土)9時−18時 |
会場 | 専修大学神田校舎6号館2階 国際会議場
(東京都千代田区神田神保町3-8) 地下鉄半蔵門線・都営新宿線 神保町駅下車 |
会場周辺地図(専修大学神田キャンパス周辺地図) |
[更新日:2001年5月25日]
この2世紀以来,いわゆる「民主主義」というものの発端が,欧米の人々の記憶のなかで重要な位置を占めてきた。代表的な議論が,アテネとギリシャの民主主義をめぐるものである。日本の場合,「民主主義」とはまず,西欧のモデルの輸入と同化の問題であった。しかし,いずれについても,歴史的研究によって,多様で変化にとみ,時に矛盾も含む民主主義という形態が,幾世紀にもわたって機能してきたことが分かってきている。したがって,集会がどのように実践されたのか,共同体の意思決定はどのような形式をとっているのか,それを権力や国家という観点から離れて仔細に検討することにより,新たな「政治」の形式が作動する場の出現を調べることができるのである。
さまざまな時代条件,異なる文化と社会が,相似たような集会の形式を持っている。このような会合・集会のやり方,及び個人と集団の関係が機能する場である公共的な発言の場,共同体の意思決定をする公共空間などを検討することは,日仏いずれにとっても「政治」の危機が問われてる時,不可欠のことであろう。こうした問題をめぐって日仏の研究者を集め,シンポジウムを開催し,それぞれの視点から意見を交換することは極めて有意義なことと思われる。さらに,そこには,歴史学における比較研究とは,というそれ以上の問いも潜在的に含まれているのである。
■午前の部[9:00-12:00]
■午後の部[14:00-18:00]
レセプション:シンポジウム終了後,専修大学1号館15階 |
本シンポジウムの開催にあわせて,以下のような史料展,講演会が行われます。
(いずれも入場無料,講演会には通訳が付きます。)
フランス革命史料展 マルク・アベレス氏講演会 ソフィー・ヴァニシュ氏講演会 |