国際シンポジウム
世界文学の可能性、日仏翻訳の遠近法
日仏同時通訳あり
使用言語:
フランス語 (同時通訳付き)
日時: |
2018年04月14日(土) 10:00~19:00 |
場所: |
1階ホール |
講演者: |
ベルナール・バヌン(パリ・ソルボンヌ大学)、アンヌ・バヤール=坂井(フランス国立東洋言語文化大学)、マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)、パトリック・ドゥヴォス(東京大学)、平岡敦(翻訳家)、堀江敏幸(作家、早稲田大学)、ジャック・レヴィ(明治学院大学)、エマニュエル・ロズラン(フランス国立東洋言語文化大学)、宮下志朗(放送大学)、水村美苗(作家)、中地義和(東京大学)、沼野充義(東京大学)、野崎歓(東京大学)、ドミニク・パルメ(翻訳家)、多和田葉子(作家)、澤田直(立教大学)、坂井セシル |
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*定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。
19世紀終わりから、日本では海外文化の発見とその摂取という文脈で、フランス文学やフランスの思想が大量に翻訳され、また近年は新訳も盛んになされている。一方、フランスでも、1980年代から、日本文学の主要な著作が体系的に翻訳されるようになった。本シンポジウムでは、フランスと日本のみならず、他の領域からも広く翻訳者、作家、研究者を迎え、様々な対話をとおして、グローバルな観点から、翻訳史に見られる不均衡と接点を検討したい。現況の分析を踏まえた上で、日仏翻訳の歴史を20、21世紀の世界文学の中に位置付けることを目指す。文学は人類の文化遺産だが、常に変遷しているからだ。 また、世界の言語や文化がもっとも濃密に交差する場所で活躍中の作家、多和田葉子氏、水村美苗氏、堀江俊幸氏を迎えて、お話をうかがう。
プログラム 司会:中川成美(立命館大学)
10時-11時 古典の翻訳 「西鶴の文体を翻訳する」 ダニエル・ストリューヴ(パリ・ディドロ大学)
「新訳の必要性 — ラブレーの場合」 宮下志朗(放送大学)
11時-12時 詩歌の翻訳 「大岡信と谷川俊太郎の詩における言葉遊び:翻訳家の挑戦」 ドミニク・パルメ(翻訳家) 「詩を訳す:忠実さと創意」 中地義和(東京大学)
12時-13時 昼食
13時-14時 討議1:新訳の時代と翻訳出版事情 司会:コリーヌ・カンタン(フランス著作権事務所) エマニュエル・ロズラン、島田和俊(河出書房)
14時-16時 ジャンルの翻訳 司会:ミリアン・ダルトア=赤穂(翻訳家)
「二流文学、二流翻訳、二流読者? 娯楽小説の場合」 アンヌ・バヤール=坂井
「大衆文学の翻訳:ガストン・ルルー、モーリス・ルブランほか」 平岡敦(翻訳家)
「演劇翻訳」 パトリック・ドゥヴォス(東京大学)
「映像のような言葉-可視化された字幕のために」 マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)
16時-16時30分 休憩
16時30-17時25分 差異の翻訳 司会:篠田勝英(白百合女子大学)
「翻訳と他者性の痕跡」 ジャック・レヴィ(明治学院大学)
「開く、閉じる-差異について 」 澤田直 (立教大学)
17時30分-19時 討議2:世界文学と翻訳、残るものとその可能性 司会:坂井セシル 水村美苗(作家)、野崎歓(東京大学)、沼野充儀(東京大学)
19時 閉会の辞:澤田直
【司会】ミリアン・ダルトア=赤穂(翻訳家)、中川成美(立命館大学)、コリーヌ・カンタン(フランス著作権事務所)、篠田勝英(白百合女子大学)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所、公益財団法人日仏会館 【助成】小西国際交流財団 【協力】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、アンスティチュ・フランセ・パリ、立教大学、フランス大学学院、ソルボンヌ大学Reigenn、東アジア文化研究所CRCAO
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