6月
13
2016

ルロワ=グーラン、1938年、北海道二風谷にて
Photo © Famille Leroi-Gourhan

要旨

先史学者・社会文化人類学者のアンドレ・ルロワ=グーラン(1911-1986)は、ヨーロッパにおける旧石器時代の美術と宗教についての画期的な研究によって学界に注目され、1969年にコレージュ・ド・フランスの先史学講座教授となった。しかし、1937年〜1939年に国際学友会の第一期生として日本に招聘され、考古学的かつ民俗学的な調査を行ったことはあまり知られていない。彼は京都に長く滞在し、民芸運動の陶芸家・河井寛次郎らと交流した。膨大な収集品の中には絵馬、大津絵、御札、仏教版画、郷土玩具などがあり、庶民信仰の表象の研究資料とした。篆刻家で大津絵作家の楠瀬日年の版画集『大津絵』(1920年)や 民芸運動の主唱者、柳宗悦の『初期大津絵』(1929年)等の資料を参照しながら、大津絵や絵馬の図像データベースを作るなど、美術史とは違った観点からこれらの作品の表象を研究した。第二次世界大戦中には、日本で蒐集した資料を元に『日本の庶民信仰の造形』 という著書を書き始めたが未完のまま終わり、2004年になって遺稿として刊行された。また、1947年に、副館長を務めていたパリの人類博物館にてフランスで初めての民芸展を主催した。本講演では、ルロワ=グーランが残した収集品や原稿を元に、彼の独特な庶民信仰の表象の研究について考察する。

プロフィール

クリストフ・マルケは、フランス国立東洋言語文化大学教授、日仏会館フランス事務所・フランス日本研究センター所長。日本近世・近代美術史と出版文化史を専門分野とする。フランスで 歌麿、鍬形蕙斎、中村芳中、北斎、河鍋暁斎など数多くの江戸時代の画譜を翻訳して復刻出版。最近の編著に、『テキストとイメージを編む―出版文化の日仏交流』(勉誠出版、2015年)、『東アジアにおける文化遺産の形成とアイデンティティー』(雑誌『EBISU』2015年)などがある。ルロワ=グーランが日本滞在中に入手した楠瀬日年の『大津絵』版画集を元に、欧米で大津絵についての初の著書『Ôtsu-e : imagerie populaire du Japon』(訳:日本の庶民絵画、大津絵)を2015年にピキエ社で出版。邦訳『大津絵 民衆的諷刺の世界』(仮題)が2016年7月末に、角川ソフィア文庫で出版される予定。

【主催】(公財)日仏会館
【協力】日仏会館フランス事務所
【後援】日仏美術学会

参加費 1000 円 ( 学生 500 円、日仏会館会員は無料 )

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。

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