福島から考える日本の家族農業の未来
[シンポジウム]
9:30 - 18:00 1階ホール
田植絵祭り、金子美登氏の霜里農場
【趣旨】
2014年は、国連が制定した国際家族農業年。環境に負荷をかけない、家族農業が見直されている。震災から4度目の春が来る今、日本の小規模農業のありかたを、福島を起点に問い直す。キーワードは一楽の「提携」である。原発に壊された農と人の輪の修復に、分かち合いの思想が意味をもつのではないか。一楽は「提携」を、農産物を商品にしない唯一の方法と考えていた。70年代の日本で、食と農の安全を求めて立ち上げられた産消「提携」。それに習って、フランスで2001年に誕生したアマップ(農民農業を支える会)。両者の実践に耳を傾け、時代と文化の特性を考慮しつつ、家族農業の明日を展望する。
【登壇者】
雨宮裕子(レンヌ第2 大学)
マルク・アンベール(レンヌ第1 大学)
エルワン・アンベール(有機野菜生産者)
金子美登(有機農家)
亀田俊英(農民連福島県連会長)
境野米子(食生活評論家)
末原達郎(龍谷大学)
西川潤(早稲田大学)
古沢弘祐(國學院大學)
星寛治(農民詩人)
桝潟俊子(淑徳大学)
【司会】
池上甲一(近畿大学)
勝俣誠(明治学院大学)
吉川成美(早稲田環境塾)
【主催】 日仏会館フランス事務所、レンヌ第2 大学日本文化研究センター
【助成】 フランス財団
【協力】 農民連、有形デザイン、NPO法人野馬土、アマップデプレヌッフ