6月
05
2015

家族に関する報道は、フランスであれ日本であれ後を絶たない。多様化している家族を前に、20世紀に普遍化した近代家族モデルでは対応しきれなくなっていることの現れであろう。実際、社会学や人口学における研究では、家族が多様化していることがもはやその前提となっており 、現代の家族の変遷は、政治的にも重要な課題となっている。政府側からすれば、迅速な対応を迫られる現実的な課題であるとともに、思想的にも重要な案件である。同時に市民の側からすれば、どのような価値を社会の基盤に置くかという根本的な問題である 。
 日本とフランスの家族は、同じ伝統的価値観を共有しているわけではないが、民法を通して共通の基盤を有していることは確かである。法を適応するにあたり抱えている問題は、両国間必ずしも同じでないにしても、正義と平等を求める点で、根本的な姿勢は共通していると言えよう。
 日仏会館は、現代家族、とりわけカップルの問題に焦点を当て、討論の場を設けることで考察を深めていきたいと考えている。第一回目は、現代の生活形態の多様化がもたらす法の課題(4月2日)について、第二回目は、カップルに今後期待するもの(5月26日)、第三回目は、愛とセクシュアリティーについて。日仏両国の代表的な研究者がその意見を交わす。
 今回は、まずセクシュアリティの概念の源について考え、そして、いかなる規律や制度がその概念を作り出したのかを明らかにする。次に、日仏における、戦後から現在に至るまでの性行動の変遷について時間をかけて検討したい。最後に、これらの変化による影響について検証し、セクシュアリティにおける変化が、結果的にジェンダー間の平等を推し進めたのかを問う。
 一連の討論会は、Institut français du Japon主催のもと、不平等について考えていくことを目的に、経済学者Thomas Pikettyを迎え一月に開催された討論会に続くものである。

【講師】
ミシェル・ボゾン(フランス国立人口統計学研究所)
加藤秀一(明治学院大学)

【プロフィール】

ミシェル・ボゾン
人類学を修め、現在は社会学者としてフランス国立人口統計学研究所の教授を務める。数量的調査に基づいて、彼はカップルや家族の形成について、また、社会における人間関係や余暇について、さらに青少年や成年への移行についての研究を行った。

1990年はじめから、彼の研究は一方でフランスやラテンアメリカ諸国(とりわけチリ、ブラジル、メキシコ)での調査に基づいたセクシュアリティの社会学に向けられ、もう一方でジェンダー関係論に向けられた。彼は、ナタリー・バジェスとともに、2006年に18歳から69歳の12000人以上に対して実施された、「フランスにおけるセクシュアリティの現状」調査の共同責任者をつとめた。

加藤秀一
1963年東京生まれ。現在、明治学院大学・社会学部・教授。専門は、ジェンダー
論、生命倫理学(生殖をめぐる倫理問題)。人間を男と女(あるいはそれ以外)
に〈分類〉する私たちの社会的実践がいかなる規範に支えられ、またいかなる規
範を生み出しているのかを、さまざまな具体的素材を手がかりに分析している。
近年は、人口の量と質を管理しようとする優生学の歴史的検証や、生殖技術に関
連する問題群を哲学的に考察する作業に関心を抱いている。日本性教育協会
(JASE)の評議員を務め、「青少年の性行動調査」にも関わっている。著書に「性
現象論」(勁草書房、1998年)、「〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか」(ちくま
新書、2004年)、「〈個〉からはじめる生命論」(NHK出版、2007年)、共著に
「図解雑学ジェンダー」(ナツメ社、2005年)、「生―生存・生き方・生命(自
由への問い8)」(岩波書店、2010年)など。

【司会】
ジャン=ミシェル・ビュテル(日仏会館・日本研究センター)
【主催】
日仏会館フランス事務所
日本を構成する人々研究会(フランス国立東洋言語文化大学・日本研究センター)
【助成】アンスティチュ・フランセ
【後援】日仏女性研究学会

* 日仏会館フランス国立日本研究所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページからの申込みが必須となります。

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