Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


研究活動

ジャン=ミシェル・ビュテル

フランス国立東洋言語文化大学(イナルコ)日本言語・日本文化学科 准教授(2005年-)
INALCO 日本研究センター(EA 1441)研究員
ジュネーブ大学 文学部東アジア研究科 講師 (2012年-)
日仏会館 (UMIFRE 19 MAEE-CNRS) 研究員 (2013-2017予定)
    
連絡先
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-9-25 日仏会館フランス事務所
butel [at] mfj.gr.jp

学歴
グルノーブル第二大学、社会学学科修了(1989)
パリ第十大学(ナンテール)民族学学科、修士課程修了(1993)
日本政府、文部省の研究留学生として神奈川大学、日本常民研究所に留学(1995-2001)
日本学博士号取得(イナルコ、2004):『縁を結ぶ: 現代日本における愛のボンドのモノグラフィー』

役職
研究プロジェクト「日本を構成する人々を研究する会」(www.popjap.fr)プロジェクトチーフ
研究誌『Cipango : Cahiers d'études japonaises』 (http://cipango.revues.org; 英語板:http://cjs.revues.org) 編集長(2008-2013)、編集委員
研究誌『Ebisu』(日仏会館発行)編集委員

研究分野
日本民俗学
日本民俗学史(近・現代)
日本における愛と結婚の民族学
民間信仰

研究計画
現在の研究は日本社会の多様性をテーマとしています。1990年代までの日本社会の単一性の様相を強調していた諸研究に対して、異質性を持った社会としての日本を検討しようとしています。二つのプロジェクトを通じてその研究を進めたいと考えています。

1/日本民俗学の一つの科学史の構築を試みる
本プロジェクトは日仏会館(UMIFRE 19 MAEE-CNRS)の研究員各位の協力を得て考案されたものです。
「平民」、「常民」、「大衆」などの概念に基づいた日本の民俗学がどのように日本人口を定義したのか、その過程においてどのような人々が無視されたのか。各時代の日本の民俗学の研究対象となった人口を検討しながら、 日本民俗学の一つの科学史を構築したいと考えています。

2/現代日本社会のマイノリティーの研究
このプロジェクトはパリ市当局科学部からの資金提供で運営されているチームプロジェクトです(詳細はwww.popjap.frを参照)。このプログラムにおける私自身の研究は2007年に開始した伊豆諸島・八丈島におけるフィールドワークに基づいています。最近特に焦点を当てているのは国際結婚、そして障害者の問題です。

研究業績
最近の論文
« Loving Couples for a Modern Nation: A New Family Model in Late Nineteenth Century Japan », Japan Review 24, International Research Center for Japanese Studies (Nichibunken), 2012, p. 67-84 (http://shinku.nichibun.ac.jp/jpub/pdf/jr/JN2403.pdf)

より詳しくは以下のウェブページに掲載
https://inalco.academia.edu/JeanMichelButel

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