Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


新着情報

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2018年06月04日(月)

「日仏の翻訳者を囲んで」第4回

「マチュー・カペル氏を囲んで」
聞き手:新行内 美和(日仏会館図書室)

日仏会館図書室では、フランス語と日本語の翻訳に携わる方々をお迎えし、翻訳についてお話しを伺う会を開いています。

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第4回は、映画学、とりわけ日本の映画史や現代思想を専門とする研究者であり、翻訳者としても幅広いジャンルのテクスト・作品を手がけるマチュー・カペル氏をお迎えします。
カペル氏は、近現代日本映画の変遷に関わる研究を進める一方、映画作品の字幕や、文芸批評等の論文記事、また映画監督によるエッセイなどの翻訳も精力的にこなし、フランス語圏における日本映画の紹介と理解にも尽力されています。翻訳に関しては、映画関連以外にも演劇や小説も手がけられており、ジャンルの異なる作品を訳すにあたっての実践面での違いについてもお話いただきます。

プロフィール
日仏会館・フランス国立日本研究所(UMIFRE19フランス外務省・国立科学研究センター)研究員、グルノーブル・アルプス大学 外国語学部日本語科 准教授。2012年にパリ第3大学にて映画学の博士号を取得(論文は『日本脱出・1960年代における日本映画』)。2007年頃から日本映画関連の論文記事を翻訳。青山真治、大島渚、黒沢明ら新旧の日本映画を代表する監督たちの論述や、蓮實重彦の映画批評を取り上げている。また2008年にパリのポンピドゥー・センターで開催された吉田喜重監督作品のレトロスペクティブ特集では学術顧問を務め、数多くの未公開作品の字幕翻訳も担当。2013年には吉田のエッセイ『メヒコ 歓ばしき隠喩』を仏訳。その文学性を評価され、翌年の第19回日仏翻訳文学賞を受賞。演劇作品では、チェーホフの原作を平田オリザが舞台化したアンドロイド版『三人姉妹』、文学作品では、小林多喜二の『不在地主』の仏訳を手がけた。


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日時:2018年6月20日(水)18h30~20h00 
場所:日仏会館図書室
定員:20名 
使用言語:日本語

お申込み方法:下記のメールアドレスに、お名前、ご所属、ご連絡先を明記して、件名を「日仏の翻訳者を囲んで」としてお申込みください。
図書室業務は18時で終了いたしますが、開催時間まで図書室をご利用いただけます。

連絡先:日仏会館図書室
〒150-0013 渋谷区恵比寿3-9-25 日仏会館3F
tel:03-5421-7643  fax 03-5421-7653
(開室時間:火~土 13h~18h)

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