Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(UMIFRE19 フランス外務省・国立科学研究センター)

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2019年11月14日(木)

[研究活動]ベルナール・トマンの最新情報(所長):早稲田大学総合人文科学研究センター 2019年度年次フォーラム(2019年12月7日)

早稲田大学総合人文科学研究センター 2019年度年次フォーラム
国際シンポジウム

産業の労働・経験をどのように記録し、継承するか
石炭産業の場合


2019年12月7日(土) 10:00-17:00 早稲田大学国際会議場 井深大記念ホール

はじめに 10:00-10:10

1. 博物館の視点に基づく記録
10:10-11:55
司会:島西智輝(東洋大学)
報告:Mr. Shaun McLoughlin (National Mining Museum England)
Keeping the Stories of Coal Mining Alive
報告:福本寛(田川市石炭・歴史博物館)
筑豊における炭坑の記憶継承
コメンテーター:Dr. Bernard Thomann(INALCO、日仏会館・フランス国立日本研究所所長)

2. 外国人研究者の視点に基づく記録
13:00-14:45
司会:中澤秀雄(中央大学)
報告:Dr. Mark Pendleton (The University of Sheffield)
New Directions: Thinking about Gender, Labour and the Environment in UK and Japan Coal Mining History
報告:清水拓(早稲田大学)
現役炭鉱と閉山炭鉱の技術と労働を記録する-日本・ベトナム・台湾でのフィールドワークから
コメンテーター: Dr. Chelsea Szendi Schieder(青山学院大学)

3. 歴史的視点に基づく記録
15:00-16:45
司会:嶋﨑尚子(早稲田大学)
報告:Professor Keith Gildart(University of Wolverhampton)
Revisiting the History of the Nationalised British Coal Industry: History, Legacy, Memory and Place
報告:熊谷博子(ドキュメンタリー映画監督)
炭鉱の記憶と記録を未来につなぐ
コメンテーター:好井裕明(日本大学)

おわりに 16:45-17:00

 石炭産業への関心は、20世紀末からヨーロッパを中心に再燃している。その中心的原動力は、産業遺構への注目・遺産化運動である。しかし産業遺産への関心は、労働史と結びつくことなしには、表層的な石炭産業理解に留まり、一過的ブームに終わることは自明である。われわれ広義の社会科学者は、こうした危機意識を共有し、終わった産業である石炭産業での労働経験を記録し、継承する作業を進めている。
本国際シンポジウムでは、石炭産業という特定産業での労働経験を記録し、それを継承する方法と課題、その活用を検討する。その際、英国と日本での具体例をとりあげる。両国は、労働史への理解と研究蓄積で対照的―英国は労働史研究の膨大な蓄積があり、かつ個人の歴史として重視する姿勢が強く、日本は労働史研究が根付かず、かつ石炭産業労働への負のイメージが強い―である。しかし石炭産業には、比較研究を可能にする共通点がある。第1に、地質に依存するため巨大投資を必要とする「原始的産業」である点、第2に、労働過程それ自体がきわめて類似している点、第3に、労働環境が生活世界を強く規定し、炭鉱の内と外で結束の固いコミュニティが形成される点である。
本シンポジウムの第1セッションでは、博物館の視点に基づく記録として、炭鉱博物館での労働へのアプローチを具体的に提示していただく。第2セッションでは、外国人研究者の視点として、若手研究者にその経験を整理していただく。最後の第3セッションでは、歴史的視点に基づく記録として、労働者のライフヒストリーの収集方法をとりあげ、産炭地での大学プロジェクトの実践と映像作品化の実践についてお話いただく。本会をとおして、労働史研究の深遠な魅力を共有したい。

主催:総合人文科学研究センター 研究部門「知の蓄積と活用にむけた方法論的研究」(代表:嶋﨑)
New Directions in Coal Mining History and Heritage in the UK and Japan ESRC-AHRC UK-Japan SSH Connections Grants(Dr. Mark Pendleton: University of Sheffield)
産炭地研究会(JAFCOF 代表:中澤秀雄 中央大学)
後援:日仏会館・フランス国立日本研究所

詳しくはイナルコ大学のサイトを参照。


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