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2010年07月01日(木)
季節の変わり目の小さなあらしをともなう雨の季節になりました。じめじめした暑さの中で思考をめぐらす努力をしていると、雨を告知する一陣の涼風も期待以上に好ましく感じられますが、その雨さえ、私たちがよく知るとおり、長続きはしません。しかし、めぐり来る季節のかなたに、動かざる摂理のかなたに、真の変化はどこにあるのでしょうか? 私たちの社会にはどのような進歩が待ち受けているのでしょうか? 7月10日・11日に日仏会館で開催されるシンポジウムではこうしたテーマについて議論が行われます。発表者としては、アラン・カイエ、セルジュ・ラトゥーシュ、パトリック・ヴィヴレのようなフランスの論客たちや、ジルダ・ファレルのように欧州評議会の社会的紐帯研究開発局長を務めるイタリア人、その他のフランスと日本の同僚研究者たち、さらにドイツ日本研究所の所長であるフロリアン・クルマスといった著名な知識人たちが集まります。
普通の市民と専門家たちがともにこの討論に参加することになりますが、さりとて日々の生活もおろそかにすることはできません。ヴォルテールの小説『カンディード』の中で、主人公は旧師のパングロスに対してこう答えました。「私たちは自分のはたけを耕さなければならない」。多くのみなさまにとって、このことは、この時期、フランスに短期間滞在してみなさまの中にフランス文化を再活性化したり、あるいはいつもより多くの時間を読書に割いたりすることを意味するでしょう。私は、みなさまの庭が数多くの花で覆われることを、外に出てよいご旅行をされることを、あるいは読書によい時間を過ごされることを願ってやみません。そして、9月には、また真剣に仕事に取り組むことにしましょう。
マルク・アンベール
 

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