Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2018年4月のイベント

現代アート「家縛りプロジェクト」について考える


使用言語:日本語 (通訳なし)
日時: 2018年04月07日(土) 15:00〜17:00
場所: 1階ホール
講演者: 村田真(美術ジャーナリスト)、レミ・スコシマロ(日仏会館・フランス国立日本研究所)、山内志朗(慶應義塾大学)、松本春崇(アーティスト)、角田良江(hmp)

【司会】澤田直(立教大学)
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家を縄で十字に縛る家縛りプロジェクト。縄の形を「家庭の美学」によって形作り、縄の記憶と痕跡を残した作品を制作している。今回、美術ジャーナリストの村田真氏、哲学・倫理の研究者である山内志朗氏、都市論を専門とするレミ・スコシマロ氏を迎え、家縛りプロジェクトをおこなっている松本春崇(アーティスト)と角田良江(コラボレーター)とともに、家を縛る芸術について議論する。


【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【後援】在日フランス大使館/アンスティテュ・フランセ日本
【助成】公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団

4月7日(土)〜19日(木)、2階ギャラリーにて「縄文式アッサンブラージュ 東京-ボルドー」展を開催します。
11時〜19時、月曜休み、入場無料

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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

国際シンポジウム

世界文学の可能性、日仏翻訳の遠近法
日仏同時通訳あり


使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2018年04月13日(金) 16:00〜19:00
場所: 1階ホール
講演者: ベルナール・バヌン(パリ・ソルボンヌ大学)、堀江敏幸(作家、早稲田大学)、エマニュエル・ロズラン(フランス国立東洋言語文化大学)、多和田葉子(作家)、吉川一義(京都大学名誉教授)
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画像をクリックし詳細をご覧ください。

*定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。


 19世紀終わりから、日本では海外文化の発見とその摂取という文脈で、フランス文学やフランスの思想が大量に翻訳され、また近年は新訳も盛んになされている。一方、フランスでも、1980年代から、日本文学の主要な著作が体系的に翻訳されるようになった。本シンポジウムでは、フランスと日本のみならず、他の領域からも広く翻訳者、作家、研究者を迎え、様々な対話をとおして、グローバルな観点から、翻訳史に見られる不均衡と接点を検討したい。現況の分析を踏まえた上で、日仏翻訳の歴史を20、21世紀の世界文学の中に位置付けることを目指す。文学は人類の文化遺産だが、常に変遷しているからだ。
 また、世界の言語や文化がもっとも濃密に交差する場所で活躍中の作家、多和田葉子氏、水村美苗氏、堀江俊幸氏を迎えて、お話をうかがう。

プログラム
司会:坂井セシル、澤田直
16時 – 16時15分 イントロダクション

16 時15分 – 17時  基調講演
「『フランス語翻訳史』:企画、方法、展望をめぐって」
ベルナール・バヌン(ソルボンヌ大学)

17時 – 17時55分  傑作の翻訳
「正岡子規の『病状六尺』—欄外文学を翻訳する」
エマニュエル・ロズラン(フランス国立東洋言語文化大学)

「プルーストはいかに翻訳するのか?」
吉川一義(京都大学)

18時 –  19時 基調対談:文学と翻訳
司会:アンヌ・バヤール=坂井(フランス国立東洋言語文化大学)
多和田葉子(作家)、堀江俊幸(作家、早稲田大学)

【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所、公益財団法人日仏会館
【助成】小西国際交流財団
【協力】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、アンスティチュ・フランセ・パリ、立教大学、フランス大学学院、ソルボンヌ大学Reigenn、東アジア文化研究所CRCAO




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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

国際シンポジウム

世界文学の可能性、日仏翻訳の遠近法
日仏同時通訳あり


使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2018年04月14日(土) 10:00~19:00
場所: 1階ホール
講演者: ベルナール・バヌン(パリ・ソルボンヌ大学)、アンヌ・バヤール=坂井(フランス国立東洋言語文化大学)、マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)、パトリック・ドゥヴォス(東京大学)、平岡敦(翻訳家)、堀江敏幸(作家、早稲田大学)、ジャック・レヴィ(明治学院大学)、エマニュエル・ロズラン(フランス国立東洋言語文化大学)、宮下志朗(放送大学)、水村美苗(作家)、中地義和(東京大学)、沼野充義(東京大学)、野崎歓(東京大学)、ドミニク・パルメ(翻訳家)、多和田葉子(作家)、澤田直(立教大学)、坂井セシル
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画像をクリックし詳細をご覧ください。

*定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。


 19世紀終わりから、日本では海外文化の発見とその摂取という文脈で、フランス文学やフランスの思想が大量に翻訳され、また近年は新訳も盛んになされている。一方、フランスでも、1980年代から、日本文学の主要な著作が体系的に翻訳されるようになった。本シンポジウムでは、フランスと日本のみならず、他の領域からも広く翻訳者、作家、研究者を迎え、様々な対話をとおして、グローバルな観点から、翻訳史に見られる不均衡と接点を検討したい。現況の分析を踏まえた上で、日仏翻訳の歴史を20、21世紀の世界文学の中に位置付けることを目指す。文学は人類の文化遺産だが、常に変遷しているからだ。
 また、世界の言語や文化がもっとも濃密に交差する場所で活躍中の作家、多和田葉子氏、水村美苗氏、堀江俊幸氏を迎えて、お話をうかがう。

プログラム
司会:中川成美(立命館大学)

10時-11時  古典の翻訳  
「西鶴の文体を翻訳する」
ダニエル・ストリューヴ(パリ・ディドロ大学)

「新訳の必要性 — ラブレーの場合」
宮下志朗(放送大学)

11時-12時  詩歌の翻訳
「大岡信と谷川俊太郎の詩における言葉遊び:翻訳家の挑戦」
ドミニク・パルメ(翻訳家)
 
「詩を訳す:忠実さと創意」
中地義和(東京大学)

12時-13時
昼食

13時-14時 討議1:新訳の時代と翻訳出版事情

司会:コリーヌ・カンタン(フランス著作権事務所)
エマニュエル・ロズラン、島田和俊(河出書房)

14時-16時  ジャンルの翻訳
司会:ミリアン・ダルトア=赤穂(翻訳家)

「二流文学、二流翻訳、二流読者? 娯楽小説の場合」
アンヌ・バヤール=坂井

「大衆文学の翻訳:ガストン・ルルー、モーリス・ルブランほか」
平岡敦(翻訳家)

「演劇翻訳」
パトリック・ドゥヴォス(東京大学)

「映像のような言葉-可視化された字幕のために」
マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)

16時-16時30分 休憩  

16時30-17時25分 差異の翻訳
司会:篠田勝英(白百合女子大学)

「翻訳と他者性の痕跡」
ジャック・レヴィ(明治学院大学)

「開く、閉じる-差異について 」
澤田直 (立教大学)

17時30分-19時 討議2:世界文学と翻訳、残るものとその可能性
司会:坂井セシル
水村美苗(作家)、野崎歓(東京大学)、沼野充儀(東京大学)

19時 閉会の辞:澤田直

【司会】ミリアン・ダルトア=赤穂(翻訳家)、中川成美(立命館大学)、コリーヌ・カンタン(フランス著作権事務所)、篠田勝英(白百合女子大学)

【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所、公益財団法人日仏会館
【助成】小西国際交流財団
【協力】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、アンスティチュ・フランセ・パリ、立教大学、フランス大学学院、ソルボンヌ大学Reigenn、東アジア文化研究所CRCAO




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* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日本研究の学生のための研究セミナー

博士課程の学生のためのセミナー


使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2018年04月17日(火) 18:00〜20:00
場所: 601号室
Maison franco-japonaise
Institut français de recherche sur le Japon UMIFRE 19
Séminaire doctoral


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Nous aurons le plaisir d'écouter les interventions de :
Sonia Silva, masterante à l'INALCO, actuellement en échange à l'Université de Tokyo

« La construction de l'identité nationale et le sentiment d'appartenance des étrangers de deuxième génération en France et au Japon.»,

La France se veut être un modèle d'assimilation, mais au vu des crises observées dans les banlieues ou la vigueur des débats animant la question de l'identité nationale, on peut constater que cet idéal d'intégration n'est pas atteint. Malgré cela, la France donne l'impression de bien intégrer les enfants d'étrangers, comparé au Japon, où les rares enfants d'étrangers qui sont nés et qui y ont grandi ne se sentent pas japonais. Cette observation, qui doit être mesurée sur plusieurs points, pousse à se demander : comment se construit l'identité nationale en France et au Japon ? Et comment celle-ci, influence le sentiment d'appartenance des étrangers de deuxième génération ?  Pour répondre à ces questions, il faut s'intéresser, tout d'abord, à la formation du concept de nation, qui sera étudié à travers l'exposition et la discussion des idées de grands théoriciens de la nation, tels que Renan et Fichte. Puis, il faudra s'intéresser au concept d'identité nationale, qui sera étudié d'un point de vue historique à travers le critère de la langue. Et enfin, sera vu comment l'identité nationale influence le sentiment d'appartenance des étrangers de deuxième génération à une nation, d'un point de vue sociologique, à travers des interviews.


et de Léo Martial, chercheur à Yokohama National University

« Etude d'un modèle hybride du vélo et du transport public. Regards croisés entre l'Europe et le Japon pour un développement urbain ferroviaire et cyclable, Une discussion autour de corpus parallèles et corpus comparables

Complexe est l'équation des transports urbains, naviguant entre des problématiques aussi diverses qu'architecture, urbanisme, pollution, consommation énergétique et lien social.
L'une des tendances majeures actuelles est la réduction voire la disparition de l'automobile dans la plupart de nos sociétés développées, notamment européennes. Une diminution de ce mode de transport individuel est réalisable dans un très court terme, un effacement total tient en revanche pour le moment du fantasme. Il existe néanmoins des premiers éléments de réponse à travers le monde, notamment en Europe du nord avec d'excellentes infrastructures et politiques cyclables ou au Japon, proposant sous bien des aspects le meilleur réseau ferroviaire. L'une des propositions les plus solides pour mettre un terme au règne de la voiture est une association judicieuse de la bicyclette et du train. Combiner les meilleurs politiques cyclables aux meilleur réseau ferroviaire semble donc prometteur, mais comment comparer pertinemment deux sociétés aux politiques si éloignées ainsi que deux moyens de transports dont les études croisées sont pour le moment très peu nombreuses, pour au final proposer une étude homogène sur quatre corpus différents.


* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

都市部におけるショッピングモールの役割:構築か解体か

[ 研究セミナー ]

使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2018年04月19日(木) 15:00〜17:00
場所: 601号室
講演者: ナタリー・ルマルシャン(パリ第8大学、国際地理学連合副議長)
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近年、ショッピングモールは“脱都市化”の装置と考えられたり “非—場所”(マルク・オジェ、1992年)と結び付けられることが多い。その土地の風景を破壊して均一的な風景を造り出す、金融のグローバル化を体現する都市の“事物”ととらえられているのだ。しかしショッピングモールは最近出現したものではなく、最新の施設にしても都市部の多様な商業空間の一形態が変化したものにすぎない。SNS にアップされる“モールめぐり”の写真を見ても明らかなように、今やショッピングモールとは部分的であれ全体であれ“行くべき場所”となっている。本セミナーでは最新のショッピングモールの特徴を検討し、商業空間の発展とそれに伴う批判を歴史的かつ地理的に俯瞰しながら整理する。その上で、ショッピングモールとは、消費が究極の社会的かつ政治的な目的であるかのように祭り上げて社会の“商品化”に与する装置であるという批判について考えたい。この場合、社会的交換は商業的交換となる。観点を変えて都市の風景におけるショッピングモールの現象学的側面に着目したい。

プロフィール
ナタリー・ルマルシャンはパリ第8大学地理学教授、社会推進/空間再構築(LADYSS)研究所(パリ)副所長。商業、消費、空間開発の関係学を専門とする。また、国際地理学連合副議長も務めている。

【司会】ソフィー・ビュニク(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

フランスの地理学と世界とのつながり


使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2018年04月19日(木) 18:30〜20:30
場所: Room 601
講演者: ナタリー・ルマルシャン(パリ第8大学、国際地理学連合副議長)

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フランスの地理学は偉大な学者を輩出してきた。“フランス地理学派”の創始者であるポール・ヴィダル・ド・ラ・ブラーシュ、エマニュエル・ド・マルトンヌ、ジャクリーヌ・ボナムール、ジャクリーヌ・ボージュ=ガルニエ、また、最近では文化地理学のポール・クラヴァル、メディアンス(風土性)研究のオギュスタン・ベルク、モデル化に関する研究のドゥニーズ・ピュマンなどの名が挙げられる。彼らが今日の知名度を獲得したのは、その研究はもちろんのこと世界的なネットワークを構築したことによる。地理学における知を世界に向けて発信しただけでなく、対話を重ねることで研究の価値を高めたのである。1922年に創設された国際地理学連合(UGI)はそのような対話と討論を可能にする場のひとつであり、地理学の多様性と様々なアプローチを示している。本講演ではUGIにおけるフランス地理学の役割を検討しつつ、フランス地理学と世界とのつながりを考える。

プロフィール
ナタリー・ルマルシャンはパリ第8大学地理学教授、社会推進/空間再構築(LADYSS)研究所(パリ)副所長。商業、消費、空間開発の関係学を専門とする。また、国際地理学連合副議長も務めている。

【司会】ソフィー・ビュニク(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

Perceptions et spécificités de la catastrophe nucléaire


使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2018年04月21日(土) 14:00 - 17:30
場所: 601号室
講演者: Yoan MOREAU (École nationale des Mines-Paris Tech)
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Organisation : UMIFRE 19 ­- MFJ

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

『新しい世界史へ』から『グローバル・ヒストリーの可能性』へ


(通訳なし)
日時: 2018年04月23日(月) 15:00 - 18:00
場所: 601号室
講演者: ギヨーム・カレ(日仏会館・フランス国立日本研究所)、羽田正(東京大学)、松方冬子(東京大学)、アレッサンドロ・スタンジアニ(フランス国立社会科学高等研究院)、鈴木英明(長崎大学)
2011年に刊行された『新しい世界史へ』(岩波新書)の英語版が出版されました(Toward Creation of a New World History (2018))。また、2017年には、GHCの成果の一つである『グローバル・ヒストリーの可能性』も出版され、今年からはシリーズ・グローバルヒストリーの刊行が始まりました。さらに、国際的な教育研究ネットワークが確立された一つの証としてスタンジアニ教授の東大滞在も実現しました。

この機会に、2011年からのこの数年の日本と世界における新しい世界史/グローバルヒストリー研究の展開とその将来について、意見交換を行います。このイベントは公開ですので、ぜひお誘い合わせの上でご来場下さい。
なお、ご出席を希望される場合は、GHC事務局 ghc[at]ioc.u-tokyo.ac.jp までご連絡ください。


プログラム

趣旨説明:羽田正(東京大学)、ギヨーム・カレ(日仏会館・フランス国立日本研究所)
報告:鈴木英明(長崎大学)、松方冬子(東京大学)、アレッサンドロ・スタンジアニ(フランス国立社会科学高等研究院)

使用言語:日本語・英語、フランス語(適宜通訳)

【主催】GHC 新しい世界史/グローバルヒストリー研究拠点の構築
【共催】フランス国立社会科学高等研究院、日仏会館・フランス国立日本研究所
【申し込み】GHC事務局 ghc[at]ioc.u-tokyo.ac.jp
http://coretocore.ioc.u-tokyo.ac.jp/events/2018/04/ehess2018423.html

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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