Maison Franco-japonaise: 日仏会館 Bureau français  Institut français de recherche sur le Japon  (UMIFRE 19, MAEE-CNRS)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2017年11月のイベント

文学と情念──19世紀後半のフランス


使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2017年11月02日(木) 18:30〜20:30
場所: 601号室
講演者: ピエール・グロード(パリ第4大学)
【司会】松澤和宏(名古屋大学)
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19世紀後半、情念に関する考え方は、科学の新たなモデル (ダーウィン、クロード・ベルナール、シャルコー)や哲学(ショーペンハウエル、ニーチェ)から深い影響を受けた。科学者や哲学者の思想は当時の精神風土を変え、文学(ボードレール、フローベール、ゾラ、モーパッサン、プルースト)における感情生活の表現に大きな変化をもたらした。情念を表現する語法は、生理学(「欲求」「体質」など)や精神医学(「強迫観念」など)から語彙を借りながら、人間の欲動がいかに唐突で不分明なものであるかを示すようになる。情念の描写は、秩序の侵犯や悪との結びつきを強調することで心理的精神的に過激なものになっていく。同時に作家たちは、人間を突き動かす不分明な情動を表現するために、文学言語の限界を意識することになる。本講演はこのような歴史的進展を検討する。

Pierre Glaudesパリ・ソルボンヌ(パリ第4)大学教授
 現在パリ第4・ソルボンヌ大学で 講座「19世紀の小説」を担当するグロード教授は、シャトーブリアン、ド・メーストル、メリメ、バルザック、バルベー・ドールヴィイ、ブロワなどの作家研究、校訂版・未刊行資料を数多く刊行し、またジャンルとしてのエセーの研究書も上梓している。研究対象は、楽観的な進歩主義、啓蒙主義、近代主義に抗して人間性に潜む悪を直視し、人間を突き動かす不可解な情動を表現しながら、聖性のありかを探る作家たちの文学世界である。フランスにおけるアンチモダンの文学研究の第一人者である。

主要業績
1. Léon Bloy, la littérature et la Bible, Les Belles Lettres, 2017.
2. L'Ensorcelée, Paris, Classiques Garnier, « Bibliothèque du XIXe siècle », 2017.
3. L'Essai, en collaboration avec Jean-François Louette, Armand Colin, « Lettres supérieures », 2011.
4. Esthétique de Barbey d'Aurevilly, Classiques Garnier, « Études romantiques et dix-neuviémistes », 2009.
5. Joseph de Maistre, Œuvres, suivies d'un Dictionnaire Joseph de Maistre, texte établi, annoté et présenté par Pierre Glaudes, Robert Laffont, « Bouquins », 2007.
6. L'Œuvre romanesque de Léon Bloy, thèse d'État, université Toulouse 2, 1986. Publication : Toulouse, Presses Universitaires du Mirail, 2006.

【主催】日仏会館フランス事務所
フランス語、通訳なし

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

連続講演会《日本研究の現在》

景観と文学への取り組み──17世紀初めの桂離宮


使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2017年11月08日(水) 18:30〜20:30
場所: 1階ホール
講演者: ニコラ・フィエヴェ(フランス国立高等研究実習院-国際日本文化研究センター)
【司会】坂井セシル(日仏会館・日本研究センター)
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Photo: Nicolas Fiévé

徳川幕府が正式に朝廷の政治への関与を禁じた時代に、八条宮の皇子たちは、桂の地霊に加護を求め、かつてない景観設計に取り組んだが、それは宮廷美華やかなりし時代を体現した歌人たちへの頌歌でもあった。桂の地を形作った神話を拠り所とし、文学の中に昔の貴族階級が作り上げた庭園を追い求め、あらたな配置のもとに再生させたのである。

【主催】日仏会館フランス事務所
フランス語、逐次通訳


* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日仏現代都市:問題の共有


(同時通訳付き)
日時: 2017年11月11日(土) 10:00〜18:00
場所: 1階ホール
講演者: 阿部順子(椙山女学園大学)、アンドレア・フロレス漆間(京都大学)、ヨラ・グロアゲン(コレージュ・ド・フランス)、グザヴィエ・ギヨー(フランス国立ボルドー建築ランドスケープ大学)、セシル・ラリー(パリ第4大学、国際日本文化研究センター)、松本裕(大阪産業大学)、六反田千恵(長谷川逸子・建築計画工房)、ロマン・ルソー=ペラン(ロレーヌ大学)、レミ・スコシマロ(日仏会館・日本研究センター)、ナタリー・シモノ(フランス国立ヴェルサイユ建築大学)

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JAPARCHIのウェブサイトより、プログラムをダウンロードできます。https://japarchi.fr/actualites/




日仏の都市は、私たちの学術的アプローチを交差させるに値する、多くの現状と発展を共有しています。今日、交流は加速され、その循環は共有された知見が生み出したものの形と、現代の空間を代表するもの、もしくはそれを生産する場について自らに問い直すことを求めています。
今回取り組まれているテーマは、議論をもたらす日仏共通の課題の中から選ばれたものです。これらのテーマは異なるものと同様に似ているものも扱っていますが、日仏両社会において議論が大いに期待されるものです。




プログラム
9 :30 開場
10 :00 - 10 :15
開会挨拶 : コリーヌ・ティリー=小野(建築・都市計画・ランドスケープ研究部長、文化省)
主旨説明: シルヴィ・ブロッソー (早稲田大学教授、JAPARCHI ネットワーク・ 研究代表者)

10 :15 - 11 :35

第 1 セッション:建築と都市計画の職能、実務の概念とは?
司会:千代章一郎 (広島大学)

10 :15 - 10 :25
セッションの紹介

10 :25 - 10 :55
「建築家の職能」
ヨラ・グロアゲン (コレージュ・ド・フランス) 六反田千恵 (長谷川逸子・建築計画工房)

10 :55 - 11 :15

「都市計画家の職能」
アンドレア・フロレス漆間 (京都大学)

11 :15 - 11 :35 討論

11 :35 - 12 :45

第 2 セッション:表象とイメージの転移、すれ違いか共有か?
司会:ニコラ・フィエヴェ (フランス国立高等研究実習院-国際日本文化研究センター)

11 :35 - 11 :45
セッションの紹介

11 :45 - 12 :05
「博物館管理技術:1957-1977 年の日仏間の比較~Museum International 誌における博 物館の空間改修~」
ナタリー・シモノ (フランス国立ヴェルサイユ建築大学)

12 :05 - 12 :25
「イヴ・マルシャン、ロマン・ムフルの『軍艦島』 日本人の中にあったフランス 人の写真集」
セシール・ラリー (国際日本文化研究センター)

12 :25 - 12 :45 討論

12 :45 - 13 :45 昼食休憩

13 :45 - 15 :15

第 3 セッション:「規格外の」住宅、装置の発明の場?
司会:元岡展久(お茶の水女子大学)

13 :45 - 13 :55 セッションの紹介

13 :55 - 14 :15
「フランスの主要都市における最適化された床面積の個人住宅:持続可能な都市を 考えるために日本における居住の文化と空間性から学ぶこと」
ロマン・ルソー=ペラン (ロレーヌ大学)

14 :15 - 14 :35

「幸福な垂直性?」
レミ・スコシマロ (日仏会館・日本研究センター)

14 :35 - 14 :55
「空き家」
阿部順子 (椙山女学園大学)

14 :55 - 15 :15 討論

15 :15 - 15 :45 休憩

15 :45 - 16 :55
第 4 セッション:大規模と再活性化、持続可能という概念の源流とは?
司会:ソフィー・ビュニク (日仏会館・日本研究センター)

15 :45 - 15 :55 セッションの紹介

15 :55 - 16 :15
「大都市近郊工業集積地における都市組織の形成と変容― 東大阪市高井田地区に おける「宅地化」と「スポンジ化」 ―」
松本裕(大阪産業大学)

16 :15 - 16 :35
 「『産消提携』 対 『農業と農民の維持のための協会』(AMAP)」エコロジーへの転換と いうコンテクストにおける日仏の地産地消的な食糧生産と消費の空間的特徴」
 グザヴィエ・ギヨー (フランス国立ボルドー建築ランドスケープ大学)

16 :35 - 16 :55 討論

16 :55 - 17 :45
まとめ:JAPARCHI 研究協議会メンバー:阿部順子、ニコラ・フィエヴェ、千代章 一郎、マニュエル・タルディッツ
司会:シルヴィ・ブロッソー

17 :45 – 18 :30 休憩

18 :30 – 20 :30 講演会
「微笑みと人。人のために、一緒に建築すること」
マニュエル・タルディッツ(フランス政府公認建築家、修士(工学)(東京大学)、㈱みかんぐみ共同主宰、明治大学大学院特任教授、ICSカレッジオブアーツ理事・特別講師、JAPARCHI研究協議会メンバー)




【司会】シルヴィ・ブロッソー(早稲田大学)、ソフィー・ビュニク(日仏会館・日本研究センター)、ニコラ・フィエヴェ(フランス国立高等研究実習院-国際日本文化研究センター)、元岡展久
(お茶の水女子大学)、千代章一郎(広島大学)、コリーヌ・ティリー=小野(BRAUP / フランス文化省)
 
【主催】Japarchi 日仏建築・都市研究者ネットワーク、日仏会館フランス事務所



【助成】フランス文化省、フランス国立パリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ高等建築学校、 在日フランス大使館


* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

微笑みと人──人のために、一緒に建築すること


(同時通訳付き)
日時: 2017年11月11日(土) 18:30〜20:30
場所: 1階ホール
講演者: マニュエル・タルディッツ(明治大学大学院、ICSカレッジオブアーツ、㈱みかんぐみ)
【司会】阿部順子(椙山女学園大学)
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「明治の鉄道遺構としての万世橋高架橋の再生保存と地域活動」2016年度日本建築学会賞(業績)

加茂紀和子、曽我部昌史、竹内昌義とマニュエル・タルディッツという4人の日本人とフランス人の建築家がみかんぐみを設立して20年以上になる。一連のプロジェクトを通じて、フランス政府公認建築家で東京大学大学院工学系研究科の修士号をもつタルディッツが、実務のあり方と広がりについて語る。

マニュエル・タルディッツ
フランス政府公認建築家、東京大学大学院修士課程修了、㈱みかんぐみ共同主宰、明治大学大学院特任教授、ICSカレッジオブアーツ理事・特別講師。受賞、出版多数。

【主催】Japarchi 日仏建築・都市研究者ネットワーク、日仏会館フランス事務所
【助成】フランス文化省、フランス国立パリ・ヴァル・ドゥ・セーヌ高等建築学校、 在日フランス大使館
フランス語、同時通訳


* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

Lunch Seminar for Japanese Economy and Society

The Politics of Japan’s Soft Power


使用言語:英語 (通訳なし)
日時: 2017年11月17日(金) 12:30 - 14:00
場所: 601号室
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During the G7 summit in May 2016, Prime Minister Shinzo Abe and President François Hollande agreed to hold a large-scale event showcasing Japanese culture in Paris and other French cities in 2018, a year that marks the 160th anniversary of Japan-France diplomatic relations.
Entitled Japonismes 2018, this major event will take place around France, with a concentration in Paris, from July 2018 to February 2019. Planned exhibitions include: art from the Jomon period, seen as representing the origins of Japanese culture; works by the painter Ito Jakuchu; Rinpa School paintings; and the latest media art, anime and games. Performing arts will range from Kabuki, Noh, Kyogen and Gagaku to contemporary theater and Hatsune Miku. There will also be many cultural exchange programs highlighting Japanese life and culture, including cuisine, traditional festivals, Zen, martial arts, tea ceremony, and ikebana.
Nevertheless, this kind of cultural event represents only a fragment of Japan’s current engagements with soft power. This presentation aims to address the wider historical, political and geopolitical milieu in which Japan’s soft power is defined and projected, along with other recent initiatives.

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Profile:
Yasushi Watanabe is a professor of anthropology at the Graduate School of Media and Governance at Keio University. Highly interested in the relationship between culture and politics, he has published several books and articles, including Rethinking of “Culture”: On the Concept of Cultural Security (Iwanami Shoten, 2015), Culture and Diplomacy: The Age of Public Diplomacy (Chuokoron-Shinsha, 2011), Soft Power Superpowers: Soft Power Superpowers: Cultural and National Assets of Japan and the United States (University of Michigan Press). He has served on the Advisory Committee on Public Diplomacy at the Japanese Ministry of Foreign Affairs and the International House of Japan. He was also chair of the Advisory Panel on NHK World and co-chair of the Japan Advisory Council of the Salzburg Global Seminar. He received the Japan Academy Prize in 2005.

Moderator: Rémi SCOCCIMARRO (UMIFRE 19 - MFJ)
Organization: Bureau français de la MFJ
Co-organization: CCI France Japon

In English without translation

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

グラン・パリとグラン・東京、コンセプトから具体化へ:日仏の視点


(通訳付き)
日時: 2017年11月22日(水) 18:30〜20:30
場所: 1階ホール
講演者: ピエール・マンサ(パリ市)
青山佾(明治大学)
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【司会】レミ・スコシマロ(日仏会館・日本研究センター)
【主催】日仏会館フランス事務所
【助成】DAECT、 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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