Maison Franco-japonaise: 日仏会館 日仏会館・フランス国立日本研究所(Umifre 19 フランス外務省・国立科学研究センター)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

漂泊の浮世絵師ポール・ジャクレー
1930年代~1950年代の多色木版画に見る
日本とミクロネシア

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2015年02月06日(金) 18:00 - 19:30
場所: 1階ホール
講演者: クリスチャン・ポラック (明治大学、社会科学高等研究院)
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【要旨】
ポール・ジャクレーは、その技巧や感受性という点で、まずなによりも日本の芸術家であり続けた。ひとり息子として生まれ、東京の上流社会のなかで育ったジャクレーは、確固とした芸術教育を受け、絵画、書道さらに義太夫などへの強い関心を示した。その生涯を通じて、日本のあらゆる芸術的な表現方法に魅せられ、創作を続けた。素描の絵師や歌麿に代表される浮世絵師への賛美は、その作品の随所に認めることができる。しかし、決して複製をすることはなく、早い時期から、旅のなかに着想を得るという独自のスタイルに向かった。ジャクレーの木版画は、浮世絵の伝統的な技法に根ざしているといえる。韓国や中国、そして日本やミクロネシアを題材とした水彩画や木版画を制作しているが、いずれの場合にも、日本の芸術文化に裏打ちされた眼差しをつねに持ち続けた。インスピレーションを受けた土地がどこであろうとも、その作品の構成は、浮世絵における人物や日常生活の描写に忠実であった。とりわけ、ジャクレーの作品では、身に纏ったもの、つまり衣装の表現力が重要な役割を果たしている。


【主催】 (公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所
【後援】日仏美術学会、ジャポニスム学会


※ 日仏会館ギャラリー(2 階)に於いて、1 月23 日(金)~ 2 月15 日(日)まで、ポール・ジャクレー版画展を開催いたします。


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* 日仏会館フランス事務所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページのイベントカレンダーからの申込みが必須となります。警備強化のため、当日の受付に際しては身分証明書の提示をお願いしております。

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