Maison Franco-japonaise: 日仏会館 Bureau français  Institut français de recherche sur le Japon  (UMIFRE 19, MAEE-CNRS)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2013年1月のイベント

博士課程の学生のためのセミナー

[ 博士課程の学生のためのセミナー ]

使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2013年01月15日(火) 18:00 - 20:00
場所: 601号室
Yvan GRANDCLÉMENT :
« La revue FRONT (1942-1945) dans la politique culturelle du gouvernement militaire et la photographie moderne au Japon »

Arthur MITTEAU :
« De l'ambiguïté du beau artistique défini comme un processus d'idéalisation : la spécificité des théories esthétiques d'Okakura Tenshin et Ernest Fenollosa par rapport à leur source hégélienne. »

Annonce sem_doc_janvier2013.pdf

Ce séminaire est destiné aux doctorants francophones en sciences humaines et sociales
travaillant sur le Japon. Le but du séminaire est de permettre aux doctorants de présenter
leurs travaux achevés ou en cours.
À chaque séance, deux intervenants disposent chacun de 30 minutes de présentation
orale, puis 30 minutes sont dédiées à la discussion collective.

Contact : doctorantsmfj (ajouter @gmail.com)


* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

「一揆」、日本史における農民の反乱
―歴史的事象の構築を比較の視点から考える

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2013年01月18日(金) 18:30 - 20:30
場所: 601号室
講演者: ピエール・スイリ (ジュネーブ大学)
【要旨】
15・16世紀、そして17・18世紀の2つの時期にわたり、日本は深刻な社会的不安定を経験した。それは一揆の時代であり、こうした大衆による反乱は日本の歴史のあちらこちらに深く刻まれている。「日本における反乱」は、領主や国の要求の前に一般大衆が無力で受け身でしかなかったというありきたりの思い込みを根底からくつがえしてくれる。抵抗の歴史を省みることによって、今日では忘れられてしまった農民の精神性に深く根ざした伝統を再検討する。つまり権力者を前にした連帯、不公平に対する戦い、暴力性 、そして既存の秩序を繰り返し問題視する姿勢などである。

日本の歴史家たちは、こうした抵抗運動をどのように叙述してきたのだろうか。のちの時代になってどのような役割を担わせたのだろうか。それぞれの時代でどのように理解されただろうか。より正確には、どのような目的で研究されたのだろうか。西洋の歴史家、とりわけフランス人研究者がこうした反乱を理解する感覚とのあいだになにか根本的な違いがあるのだろうか。フランス語に最近翻訳された勝俣鎮夫『一揆』(1982年)、ジャン=マリ・べルセ『反乱農民と草鞋(Croquants et nu-pieds)』(2002年)およびアンシャン・レジーム期における反乱を題材としたジャン・ニコラ『フランスにおける反逆(La rébellion française)』(2002年)をそれぞれ読み比べ、似通った現象でありながら異なる文脈に置かれたテーマについての歴史研究を、ピエール=フランソワ・スイリが考察します。

【司会】 ロラン・ネスプルス(日仏会館・フランス国立日本研究センター)

【主催】 日仏会館フランス事務所
【協力】 日仏歴史学会

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

エコ・デモクラシーに向けて―市民、学者、そして政治家

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2013年01月19日(土) 16:00 - 18:00
場所: 601号室
講演者: ドミニク・ブール (ローザンヌ大学)
【司会】
クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所所長)
【ディスカッサント】
坪郷實(早稲田大学・社会科学総合学術院 教授)

【要旨】
本講演ではまず、議会制民主主義が長期的な課題、特に環境問題に対処することができない理由を明らかにする。その際に依拠するのは、グローバル性、不可視性、予測不可能性、慣性と不可逆性、排出量と汚染の対峙など環境問題固有の特徴である。 次に、そのような困難に対する回答として英語圏やフランスにおいて見受けられるまやかしの言説を紹介し批判する。代議制の改革、討議民主主義、専制的システム、代議制でない政体、さらには崩壊などだ。 最後に、共著者であるケリー・ホワイトサイドと共に提唱している"エコ・デモクラシー"の提案を紹介する。法律を採択することはしないが拒否権を持ち、既存の両議院の対抗勢力となり刺激ともなる役割を果たす代議制でない第三の議院の創設である。

【プロフィール】
2006年よりローザンヌ大学教授。専門は政治哲学および環境哲学(持続性可能性やリスクの問題、公論、エコ・デモクラシー)。近著にVers une démocratie écologique. Le citoyen, le savant et le politique (Seuil, 2010 )、 Pour une 6e République écologique (Odile Jacob, 2011)があり、また2013年には Du Risque à la menace. Penser la catastrophe (Puf) および La Pensée écologique. Une anthologie (Puf)を出版予定である。

【主催】日仏会館フランス事務所
【協賛】アンスティチュ・フランセ、在日フランス大使館文化部

『エコ・デモクラシー』(明石書店)

関連データ:

» flyer-eco-democratie_01-02.pdf (プログラムのフライヤー)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

読書グループ PHILIA :
Marguerite Yourcenar,
Alexis ou le Traité du vain combat (1929)

[ 研究会 ]

使用言語:フランス語 (通訳なし)
日時: 2013年01月21日(月) 17:00 - 19:00
場所: 604号室
  • 主催:Groupe de lecture PHILIA
  • 共催:日仏会館フランス事務所
  • 申込: Mme Daniella Séville-Fürnkäs : daniseville[の後に @yahoo.fr]

(参加には事前のお申し込みが必要となります。どうぞご了承ください。)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

ルソーと共に公論=世論について再考する

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2013年01月21日(月) 18:30 - 20:30
場所: 601号室
講演者: ブルーノ・ベルナルディ
(フランス国立科学研究センター・古典思想史研究所研究員、
国際哲学コレージュ・プログラムディレクター)
【プロフィール】
高等師範学校(ENS)卒業、哲学高等教育教授資格(アグレガシオン)取得、哲学博士。CNRSの古典思想史研究所研究員、国際哲学コレージュ・プログラムディレクター。専門はルソー研究(多数の著作あり)および政治的近代性の概念史。主著にQu’est-ce qu’une décision politique ? (2003)、 La fabrique des concepts, recherches sur l’invention conceptuelle chez Rousseau (2006)、 Le principe d’obligation : sur une aporie de la modernité politique (2007)がある。現在は「市民社会」と「国法」の概念に関する研究が進行中である。

【要旨】
近代性の文脈において、公論=世論は二つの顔を持つ。人民の意志の表明という意味では、公論こそ正統性の根拠であり、集団的な情念の発露である限り、世論は合理的な決定を妨げる要因になる。共和主義は、情動ではなく論理に訴える熟議を良識ある公論形成の手段ととらえるが、そこで異論として出されるのが「人民」概念の非現実性である。共同体を形成するのは合理的な計算ではなく、帰属感情であるというのだ。
ルソーは公論=世論を違った方向からとらえる。独特の人間学から、ルソーは情念と理性の二項対立を拒否し、情念も理性も、良きにつけ悪しきにつけ、共に人間の「文明化」に根ざすと考える。その結果、ルソーの政治思想においては、「公共的理性」の形成において社会性に基礎にある情動が果たす役割が考慮に入れられる。本講演では『社会契約論』における公論=世論の概念が、「一般意志」の概念の必然的帰結であり相互補完関係にあることを示したい。

【司会】
クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所所長)

【主催】日仏会館フランス事務所
【協力】中央大学

Site de philosophie politique de Bruno Bernardi

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

ジョルジュ・クレマンソー(1841-1929)と日本
―ジャポニスムから政治へ

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2013年01月25日(金) 18:30 - 20:30
場所: 1階ホール
講演者: マチュー・セゲラ
(東京国際フランス学園、日仏会館・フランス国立日本研究センター協力研究員)
渋沢・クローデル賞受賞記念

【プロフィール】
東京国際フランス学園教員、日仏会館協力研究員。ヨーロッパ史の専門家として出発し、1992年にはAlbin Michel 社よりPétain-Franco を出版、現在は日仏関係を研究している。パリ政治学院で博士号を取得し、2012年にはクレマンソーと極東に関する博士論文で渋沢クローデル賞を受賞。2014年にギメ美術館で開催される展覧会La tentation de l’Orient, Clemenceau et l’Asie(東洋の誘惑、クレマンソーとアジア)の監修者の1人でもある。

【要旨】
ジョルジュ・クレマンソーと日本の関係は美への憧憬、民主主義に対する信条、外交的野心の3つに彩られている。これは、フランスの国家元首が極東の政治、外交、宗教そして芸術に興味を持つという非常に特別な関係であるといえる。日本とクレマンソーとの関係は何よりもまず親密で審美的なものであった。「虎」と呼ばれたクレマンソーは西園寺公望の友人であり、有力な収集家として日本美術に賞賛の念を惜しまなかった。また、国会議員でありジャーナリストでもあった彼は日本の近代化と民主化を好意的に見守り、東アジアの優れた観察者としては19世紀末に大日本帝国が出現した地政学的重要性をいち早く理解していた。1907年には首相として日仏間の外交関係を緊密にするとともに三国協商のアジアにおける地盤を固めたが、第一次世界大戦ではその強みと限界が露呈することとなった。

【司会】
クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所所長)

【主催】日仏会館フランス事務所 、公益財団法人日仏会館
【後援】財団法人渋沢栄一記念財団、日本仏学史学会、読売新聞社

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

ヨーロッパにおける騎士道の形成

[ 講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2013年01月28日(月) 18:30 - 20:30
場所: 601号室
講演者: ドミニク・バルテルミ (パリ第4ソルボンヌ大学)
【要旨】
ヨーロッパにおいて、真の意味での騎士道的ソシアビリテが形成されたのは11世紀のフランスにおいてのことであろう。貴族の若者は宮廷や馬上試合で名を上げることに心を砕き、同時に、相手も自らも命を落とさぬよう配慮をした。結果として、彼らの自己実現の探求と、一族であれ国家であれ集団の栄誉のために犠牲を払う義務とが対立する事態となった。自己実現への探求は、その起源とも言える馬上試合、あるいはフランスの公国間の戦争をとおしてなされた。他方、犠牲の義務、すなわち英雄的行為は主として十字軍の遠征の際に求められた。12世紀に入ると、フランス語で書かれた2つの文学形式が、相対すると同時に補完しあうふたつの倫理を発展させた。つまり騎士道における物語、英雄的行為に対しての武勲詩である。西欧諸国はこぞってフランスの例に倣った。やはり同じ時代に日本で発展した武士の倫理とヨーロッパの騎士道を比較することは非常に興味深い。日本の武士の倫理はヨーロッパ的な意味での「騎士道的」に比べると、より英雄的であるように思われる。

【プロフィール】
1953年生まれ。中世史家。フランス国立高等研究実習院(EPHE)およびパリ第4大学教授。ジョルジュ・デュビーに師事して11〜12世紀のフランスの領主に関する研究を行ったのち、La mutation de l'an mil a-t-elle eu lieu ? (1997)やL'an mil et la paix de Dieu (1999)などの著作においてデュビーの主張のいくつかを批判した。その後もChevaliers et miracles (2004) 、La chevalerie (2007, éd. revue en 2012)、 Nouvelle Histoire des Capétiens, 987-1214 (2012)などを発表している。日本学士院会員の佐藤彰一氏とは長年にわたる親交がある。また近年ではピエール=フランソワ・スイリ氏と「騎士と侍」をめぐる論争と対話を行った。

【司会】
ロラン・ネスプルス(日仏会館・フランス国立日本研究センター)

【ディスカッサント】
ピエール・スイリ (ジュネーブ大学)

【主催】 日仏会館フランス事務所
【協力】 日仏歴史学会

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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