Maison Franco-japonaise: 日仏会館 Bureau français  Institut français de recherche sur le Japon  (UMIFRE 19, MAEE-CNRS)

言語:JA / FR


日仏会館フランス事務所 / イベント・カレンダー

2010年5月のイベント

ヨーロッパ精神とは何か?

[ 一般公開講演会 ]

使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2010年05月07日(金) 18:00
場所: 1階ホール
講演者: リュシアン・ジョーム (フランス国立科学研究センター主席研究員/パリ政治学院附属現代フランス政治研究所(CEVIPOF)所属)
  • 講師プロフィール:
    高等師範学校(サン・クルー)卒業、哲学の高等教育教授資格(アグレガシオン)取得、1987年にパリ政治学院にて政治学の国家博士号を取得。フランス国立科学研究センター(CNRS)主席研究員、パリ政治学院附属現代フランス政治研究所(CEVIPOF)所属。パリ政治学院およびナポリ高等研究ヨーロッパ学院にて政治哲学(マスター課程)を講じる。イタリア、スペイン、英国、フランスなどヨーロッパ各国の学術誌のメンバーであり、2010年にはフランス憲法協会の委員に 再選出されている。現在までに、ホッブス、表象、ジャコバン主義、自由主義、トクヴィルの思想の源流に関する11冊の著作を発表。最近では、ルネサンスのユマニズムと、欧州連合にとって人格形成が過小評価されているものの主要な課題であったことを論じる Qu'est-ce que l'esprit européen ? が出版されたばかりである。現在は“デュルケムの時代”と、フランス的共和国(エリートと平等、個人と共同体)との関連からみた社会学の形成に関する研究を進めている。『バンジャマン・コンスタン全集』(テュービンゲンの Max Niemeyer 社より、フランス語で51巻が刊行予定)の共同学術編集責任者であり、2008年9月に誕生した政治思想史ヨーロッパ学会(フィレンツエ)の創設メンバーでもある。日本では Echec au libéralisme. Les Jacobins et l'Etat の翻訳が出版されている(『徳の共和国か、個人の自由か』、石崎学訳、勁草書房、1998年)。また、2005年に東京で開催されたシンポジウムをまとめた『トクヴィルとデモクラシーの現在』(松本礼二、三浦信孝、宇野重規編、東京大学出版会、2009年)に論文が採録されている。

  • 講演要旨:
    ヨーロッパを形成しているものは何か。ヨーロッパ市民はいかなる法律的・憲法的秩序を採択することが可能であり、またするべきなのか。文明を維持するためにはどのような教育が必要なのか。本講演では、ヨーロッパ精神の本質を考察しつつ、上記の問いが検討される。ヨーロッパの“アイデンティティー”や“意識”が問題となるのではない。ヨーロッパ意識とはむしろ、知的、芸術的、精神的そして学術的な遺産であり、自己そして社会に対する精神的な姿勢である。それよりも、ルネサンス以降、欧州連合の国々を培い、形成してきた“共通感覚”が論じられるだろう。
    規範と市場のあいだで、また。世論の(アンビバレントな)力をとおして、ヨーロッパ精神は規則と規範を遵守する自由の創設として立ち現れる。ボシュエやピエール・ニコルの時代からロックやアダム・スミスを経て、トクヴィルによる意見の民主主義に至るまで、個人と共同体のあいだにヨーロッパが打ち立てたた原初的な関係があらためて想起されることだろう。

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

典型的かつ例外的な日本の消費者

[ 一般公開講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2010年05月11日(火) 18:00 - 20:00
場所: 601会議室
講演者: カリン・プペ (2009年度渋沢・クローデル賞フランス側受賞者, AFP通信東京特派員)
  • 講演要旨:
    日本の消費者は要求が高く洗練されていて、安全性に拘泥し、やや付和雷同的であると言われる。多くの点において日本の消費者は西洋の消費者とは異なり、事実、世界中の顧客を同じ製品とサービスで満足させることを目指す外国企業にとって日本の消費者は把握し難く、納得させることが難しい。
    日本の典型的な消費者像とニーズを理解し、それに応えるためには、1950年代までさかのぼって日本における消費の歴史を見直すことが不可欠である。また、国内で大きな力を持つ日本の商店や企業の戦略および景気変動が消費行動に及ぼす短長期的な影響を分析することも重要である。

  • 講師プロフィール:
    現在39歳のジャーナリストであり、AFP通信の東京特派員。パリと東京を行き来する5年間を過ごした後、2002年から日本在住。エンジニアとしての教育(音波、伝播と電気通信)を受けた後、当初は前衛的な日本におけるテクノロジーの位置付けと独自の応用を研究するために来日した。そのなかで日本の産業・企業に関心を抱くとともに、歴史的な観点から見た日本社会の全体的な機能ぶりに注目するようになる。
    その研究成果は2008年に出版された歴史・社会学的著作 Les Japonais (Tallandier社、506 p.) に結実する。日本社会を描き出したこの作品で2009年度渋沢・クローデル賞を受賞。

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

日本経済と社会に関するランチセミナー

Can the DPJ really move "From Concrete To People" and "From Bureaucratic Sectionalism To Political Leadership"?

[ LS:招待者限定研究セミナー ]

使用言語:英語 (通訳なし)
日時: 2010年05月12日(水) 12:30 - 14:00
場所: 601会議室

  • 講演:
    • Gregory W. NOBLE(東京大学社会科学研究所教授)
  • 討論:
    • レクレル イブリン(UMIFRE 19 CNRS-MAEE 日仏会館研究員)
  • 協力:在日フランス商工会議所、在日フランス大使館経済部
  • 申し込み・問い合わせ:mikasa@ [@の後に mfj.gr.jp を補ってください]

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

2010年ブルターニュ祭/聖イヴ祭

セシル・コルベル コンサート
ケルティック・ハープと世界の歌

[ コンサート(要事前予約) ]

日時: 2010年05月14日(金) 19:30 - 21:30
場所: 1階ホール
  • 18時より:
    • ホール・ロビーにてブルターニュ関係のスタンド(書籍、ブルターニュ関連の品物や情報など)が出ます。
  • 19時30分〜21時30分:
    • コンサート
  • 参加費:1,000円(事前予約制・当日払い)
  • 必ず事前に予約をお願いします:
  • ブルトン・デュ・ジャポンのホームページ:

  • 主催:日仏会館、ブルトン・デュ・ジャポン
  • 後援:ブルターニュ地方、カフェ クレープリー "ル ブルターニュ"(Breizh Café)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

セミナー「労働における拘束:17世紀〜20世紀のヨーロッパとアジア」

[ 研究セミナー(一般公開) ]

(同時通訳付き)
日時: 2010年05月15日(土) 14:00 - 17:00
場所: 601会議室
  • 発表者:
    • アレッサンドロ・スタンツィアーニ(フランス国立社会科学高等研究院)
      「研究書『労働における拘束:17世紀〜20世紀のヨーロッパとアジア』の紹介」
    • 榎 一江(法政大学)
      「近代日本の製糸業における労働」
  • コメンテーター:
    • 廣田 功(帝京大学)
    • 武田晴人(東京大学)

関連データ:

» Prospectus.pdf (Le travail contraint en Asie et en Europe の刊行案内[PDF])

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

文学(および哲学)における簡潔さについて:断章, エピグラム, アフォリズム

[ 一般公開講演会 ]

使用言語:フランス語 (通訳付き)
日時: 2010年05月17日(月) 18:00 - 20:00
場所: 1階ホール
講演者: ドミニク・ノゲーズ (作家)
  • 講演要旨:
    哲学の叙述形式の歴史において、ニーチェやレオパルディのように意図的なものにせよ、パスカルのように未完成から生じたものにせよ、断章形式は継続した文章とは異なる哲学的思考を可能にしている。文学においては、もっとも短い形式であるエピグラムとアフォリズムにはいくつかの共通点があるが(言葉遊び、警句法)、同時に大きな差異がある。本講演では、マールティアーリス、ラ・ロシュフコー、リヒテンベルク、ジュール・ルナールその他の例を挙げながら以下のことが示される。エピグラムは社会で起きる出来事に遊びの余地を作り出すのに対し、アフォリズムには、できる限り沈黙に近づくという矛盾した理想のもと、断定的な表現の中に世界の複雑さを描くというユートピア的な意図がある。講演の最後には、最近出版されたアフォリズムが朗読される。

  • 講師プロフィール:
    作家。1997年に Amour noir(ガリマール社)でフェミナ賞を受賞。1991年に出版した Les Derniers Jours du monde は2009年に映画化されている。大学人としてのキャリアも長い。高等師範学校を卒業し、哲学の高等教育教授資格(アグレガシオン)および文学・人文科学博士号を取得、モントリオール大学およびパリ第1大学で教鞭を執り、1988年にはパリ第1大学教授に任命されている。実験映画にも大きな関心を抱き、マルグリット・デュラスとの10年あまりに及ぶ親交は1983年にデュラスとの映画に関するインタビューフィルムとして結実し、La Couleur des mots のタイトルで出版されている(日本語訳は「デュラス、映画を語る」、岡村民夫訳、2003年、みすず書房)。デュラスに関する著作は他にも Duras, Marguerite(2001)と Duras, toujours(2009)がある。1994年にはヴィラ九条山のレジデントとして日本に滞在し、1997年に《日本の覚え書き》として Je n'ai rien vu à Kyoto を発表した。日本語に翻訳された著作に Les Trois Rimbaud(『三人のランボー』、鈴村和成訳、1992年、ダゲレオ出版)、Lénine dada(『レーニン・ダダ』、鈴村和成訳、1990年、ダゲレオ出版)がある。2010年5月に最新のアフォリズム集 Soudaine Mélancolie が出版される。

  • 協力:東京大学

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

第五共和制下におけるフランスのライシテ(非宗教性)の変遷(1958年〜2010年)

[ 一般公開講演会 ]

使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2010年05月27日(木) 18:00 - 20:00
場所: 1階ホール
講演者: ジャン・ボベロ (フランス国立高等研究院(EPHE)名誉院長)
  • 講演要旨:
    フランス第五共和制憲法では第四共和制憲法と同じく、フランスが「非宗教的(…)共和国」であり、いかなる社会的圧力も、また国内のいかなる政党も「ライシテ(非宗教性)の原則」に疑問を呈することはできないと言明されている。しかし、このような明確なコンセンサスの陰には解釈の深刻な対立が隠れており、それは1959年から1984年にかけての時期と1989年以降では非常に異なったかたちで現れている。
    前者の時期には、公立校と私立校をめぐる論争、ならびに社会慣行の非宗教化に関する法律にまつわる緊張により、フランス革命から20世紀初頭までの激しい《二つのフランスの対立》の名残が明らかになった。ここ20年あまり《ライシテの争い》は、フランスの植民地主義の歴史に根を下ろすとともに、フランス社会の民族・文化的“多様性”や国際情勢、近代性の新たな段階およびグローバル化の進行に結びついた新しい諸問題を前にして重要性を増している。

  • 講師プロフィール:
    フランス国立高等研究院(EPHE)の名誉院長であり、同研究院の「ライシテの歴史と社会学」講座の名誉教授。1995年に「社会、宗教、ライシテ」グループ(フランス国立科学研究センター、フランス国立高等研究院)を創設し、初代のディレクターを務めるとともに現在でもメンバーである。著作多数。中でも Vers un nouveau pacte laïque (1990), La morale laïque contre l’ordre moral (1997, 2e éd. 2009), Histoire de la laïcité en France (2000, 5e éd. 2010, 日本語訳 2009), Laïcité 1905-2005, entre passion et raison (2004) et Les Laïcités dans le monde (2007, 2e éd. 2009) などがある。

  • 協力:中央大学

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

フランスの大学の現状について[中止]

[ 一般公開講演会 ]

使用言語:フランス語 (同時通訳付き)
日時: 2010年05月28日(金) 18:00
場所: 1階ホール
講演者: ベルナデット・マドゥフ (パリ第10大学学長)

* イベントは、特に記載のない限り、すべて無料となっております。参加をご希望の方はお申し込みをお願いいたします。

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